今季、セ・リーグで本塁打(44)と打点(110)の2冠に輝いたDeNAの筒香嘉智外野手の豪快なホームランが、MLB公式サイトで大きく取り上げられている。動画コーナーの「Cut4」が「本塁打で心を満たそう。NPB最高の本塁打、ヨシトモ・ツツゴ…

今季、セ・リーグで本塁打(44)と打点(110)の2冠に輝いたDeNAの筒香嘉智外野手の豪快なホームランが、MLB公式サイトで大きく取り上げられている。動画コーナーの「Cut4」が「本塁打で心を満たそう。NPB最高の本塁打、ヨシトモ・ツツゴウの全44本を見よ」とのタイトルで異例の特集を組んだ。

■今季の44本塁打入った23分もの動画掲載、「ツツゴウの全44本を見よ」

 今季、セ・リーグで本塁打(44)と打点(110)の2冠に輝いたDeNAの筒香嘉智外野手の豪快なホームランが、MLB公式サイトで大きく取り上げられている。動画コーナーの「Cut4」が「本塁打で心を満たそう。NPB最高の本塁打、ヨシトモ・ツツゴウの全44本を見よ」とのタイトルで異例の特集を組んだ。

 記事では「本塁打は次から次へと見ることが最も望ましい。ヨシトモ・ツツゴウに目を向けてみよう」として、今季の全44本塁打が収められた約23分にも及ぶ動画を掲載。10日に一部メンバーが先行発表された野球日本代表「侍ジャパン」に名を連ね、来春のWBCでは4番候補としても期待される筒香について、紹介している。

「2016年、NPBの横浜ベイスターズに所属する25歳の外野手は突如出現した。過去2シーズンで本塁打20本超えを果たし、その後、彼はリーグ最高となる44本塁打を放った。元メジャーリーガーであるブランドン・レアード(39本)、ホセ・ロペス(34本)、そしてシーズン最多本塁打記録を保持するウラディミール・バレンティン(31)を超えた」

■「悲しいことに、ツツゴウがすぐにMLBに来ることはない」

 筒香が今季、各球団の助っ人打者を上回る数のアーチをかけたと言及。「44本の中には大量の特大ホームランが含まれている」と、そのパーワーを特筆している。

 NPBでこれだけの力を見せつければ、米国での注目も高まる。ただ、記事では「悲しいことに、ツツゴウがすぐにMLBに来ることはない。ベイスターズのスラッガーは球団と再契約を結んだばかりなのだ」と紹介。筒香は今オフ、2億円アップの年俸3億円で契約更改を終えている。ただ、将来的なメジャー挑戦を米メディアも待ち望んでいるようだ。

 それでも、記事は最後に「しかし、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシックで彼のプレーを見ることができるだろ」との一言で締めくくった。WBCで筒香のバットに関心が寄せられることは間違いなく、豪快なホームランを連発するようなことがあれば、メジャー球団の心をギュッと掴むことになりそうだ。