無敗の三冠牝馬デアリングタクト(牝3歳)、無敗の三冠馬コントレイル(牡3歳)、そして史上最多の芝GI通算8勝をマークし…
無敗の三冠牝馬デアリングタクト(牝3歳)、無敗の三冠馬コントレイル(牡3歳)、そして史上最多の芝GI通算8勝をマークしたアーモンドアイ(牝5歳)。これら注目の3頭が、GIジャパンC(11月29日/東京・芝2400m)で激突することになった。
過去に例を見ない豪華メンバーの共演に、日本の競馬ファンやメディアにとどまらず、世界の競馬関係者やファンからも熱い関心が寄せられている。そんななか、各メディアやファンの間で盛り上がっているのは、どの馬が強いのか、はたまた、どの馬が同レースで頂点に立つのか、である。
そこで今回、識者の方々にアンケートを実施。ジャパンCにおける「3強」の順位づけをしてもらった。結果は、以下のとおりとなった。
1位:デアリングタクト(23ポイント)

「まずひとつは、過去のジャパンCを振り返ってみて、ジェンティルドンナ、アーモンドアイと、牝馬三冠を遂げた2頭の3歳牝馬が勝っている、というデータが大きいです。
また、GIマイルCSの負担重量は3歳牡馬が56kg、3歳牝馬が54kg(古馬牡馬57kg、牝馬55kg)。それに対して、ジャパンCやGI有馬記念の負担重量は3歳牡馬が55kg、3歳牝馬が53kg(古馬牡馬57kg、牝馬55kg)。実は3歳馬に有利な設定になっており、とりわけ斤量53kgで出走できる3歳牝馬が圧倒的に有利です。世代間で多少のレベル差があったとしても、それを埋める、あるいは逆転するには、この53kgで十分だと思います。
それと、デアリングタクトがGIオークス(5月24日/東京・芝2400m)で見せた脚が、本当にすごかった。それだけ、東京・芝2400mという舞台が合っていると思います。
加えて、コントレイルやアーモンドアイに比べて、前走からの調整期間に余裕があること、3頭の中で最も挑戦者的な、気楽な立場で臨めることなどが、1位にした理由として挙げられます」(日刊スポーツ・木南友輔記者)
2位:コントレイル(21ポイント)

「前走のGI菊花賞(10月25日/京都・芝3000m)は、クビ差の勝利。これまでで一番接戦だったように、明らかに距離が長かった印象を受けました。それでも勝ち切ったことが、コントレイルの底力でしょう。
ジャパンCの東京・芝2400m戦は、今年のGI日本ダービー(5月31日/東京・芝2400m)で快勝した舞台。デアリングタクトやアーモンドアイにしても、それぞれの前走が2頭にとって最適な舞台設定だったとは言いませんが、今回はコントレイルにとって、それら2頭以上に条件が大きく好転することは間違いありません。
また、前走の疲労が残っていれば、出走を見送るプランもありましたが、そのなかでの参戦表明は、回復が順調な証拠でしょう。状態面での不安はなさそうです。
スタートがうまく、ダービーの時のように好位での競馬もできる自在性があるのも強み。そして、この3頭の中で、前走で最も厳しい競馬を経験しました。それによって、ここではさらにレベルアップしたパフォーマンスが発揮できると見ています」(デイリースポーツ・大西修平記者)
3位:アーモンドアイ(16ポイント)

「府中の芝2400mで、展開のアヤもなく走らせた場合、地力だけの序列なら、アーモンドアイ→コントレイル→デアリングタクトだ、という自らの評価がまずは前提にあります。
そして、今回のジャパンCにおいては、おそらくコントレイルがまともにアーモンドアイを負かしにいって、逆にアーモンドアイに弾き返される、と踏んでいます。
一方、デアリングタクトのほうは、若干気楽な立場で差し構えるでしょうから、2頭の争いに巻き込まれたり、不利を受けたりといった展開のアヤはないと見ています。ですが、先述した前提からして、デアリングタクトはよほどの展開の利がない限り、アーモンドアイには勝ち切れないと思うんですよね。
ただ、馬券の組み立てとしては、必ずしもアーモンドアイが◎ではなく、この3頭で決まるとも考えていません」(東京中日スポーツ・若原隆宏記者)

※今回のランキングは
「ジャパンCに挑む『3強』のうち、最も強いのは(or勝つのは)どの馬か?」というアンケートを識者9名に実施し、本誌競馬班からも1名参加。それぞれに1位~3位まで順位づけしてもらい、1位の馬を3点、2位の馬を2点、3位の馬を1点という形で集計。その合計ポイントによって、順位を決定した。
◆各識者のランキング
市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
1位=コントレイル、2位=デアリングタクト、3位=アーモンドアイ
大西修平記者(デイリースポーツ)
1位=コントレイル、2位=デアリングタクト、3位=アーモンドアイ
河合 力氏(競馬ライター)
1位=コントレイル、2位=デアリングタクト、3位=アーモンドアイ
木南友輔記者(日刊スポーツ)
1位=デアリングタクト、2位=コントレイル、3位=アーモンドアイ
坂本達洋記者(スポーツ報知)
1位=アーモンドアイ、2位=コントレイル、3位=デアリングタクト
土屋真光氏(フリーライター)
1位=デアリングタクト、2位=アーモンドアイ、3位=コントレイル
新山藍朗(フリーライター)
1位=デアリングタクト、2位=アーモンドアイ、3位=コントレイル
吉田順一記者(デイリー馬三郎)
1位=デアリングタクト、2位=コントレイル、3位=アーモンドアイ
若原隆宏記者(東京中日スポーツ)
1位=アーモンドアイ、2位=デアリングタクト、3位=コントレイル
本誌競馬班
1位=コントレイル、2位=デアリングタクト、3位=アーモンドアイ