サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~Questionクロスが入ってくる場面。ソン・フンミンはどこへ走ったか トッ…
サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~
Question
クロスが入ってくる場面。ソン・フンミンはどこへ走ったか
トッテナムのソン・フンミンが、プレミアリーグの10月の月間最優秀選手に選出された。
10月の3試合でトッテナムは2勝1分と好調で、ソンはその3試合で4得点2アシストと大きく貢献した。
トッテナムで6シーズン目のソンは、2年目から4シーズン連続で2ケタ得点を記録。今季も第8節までですでに8得点を挙げ、得点ランキング1位タイとなっている。今ではキャプテンのハリー・ケインと並んで攻撃のキーマンだ。
抜群のスピードのなかでもブレないドリブルとフィニッシュワークは、トッテナムの鋭いカウンターを成立させるのに欠かせない武器となっている。
圧巻だったのは第2節のサウサンプトン戦だ。ソンは4得点を挙げ、右足で2点、左足で2点と、どちらの足でも決められる高い決定力を見せつけた。
そして第4節マンチェスター・ユナイテッド戦でも、トッテナムは6-1と大勝し、ソンは2得点1アシストと躍動した。

右サイドのオーリエにボールが入った。中央へ移動したソン・フンミンは、このあとどこへ動いただろうか
前半37分、セルジュ・オーリエが右サイド深くでボールを持った時、ソンは逆サイドから中へ入ってきた。相手のルーク・ショーが、ソンとケインを見てパスコースへ動いた。
次の瞬間、ソンはどこへ動いただろうか。
Answer
相手が動いた瞬間に、空いたニアサイドに飛び込んだ
ソンが、ストライカーとしての駆け引きを発揮したシーンである。右サイドのオーリエへサイドチェンジのパスが送られ、局面が左サイドから右サイドへ大きく動いた。

ソン・フンミンは横の動きから縦へスピードアップ。ニアサイドでフリーになり、シュートを決めた
ボールの動きにマンチェスター・Uの守備陣も右サイドにスライドするなかで、ソンも左サイドから中央のバイタルエリアに流れてきていた。この時、オーリエにボールが渡る前のソンの駆け引きがポイントになった。
オーリエがボールに追いつこうという時、ソンはバイタルエリアを横切ってエリアの手前で受けるように動いた。それを見たのがマンチェスター・Uのルーク・ショーだ。ショーは顔を振って後方を確認すると、ソンが走ってきているのが見え、さらに前のケインがフリーとなっているのも見えた。
その状況でショーはニアエリアを離れて、ソンへのパスコースを切りながらケインにパスが出ても対応できるように動いた。
その瞬間、横に動いていたソンは縦にスピードアップ。ショーが空けたニアサイドのスペースに走り込むと、ボールに追いついたオーリエへパスを要求した。オーリエからの鋭いグラウンダーのパスを、ソンはワンタッチでシュートし、GKダビド・デ・ヘアの股間を抜いてゴールへ流し込んだ。
ここまでのゴール量産も納得できる、巧みな駆け引きからの繊細なフィニッシュだった。