日本野球機構(NPB)は20日、来年3月に開催される「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の一部メンバーを発表した。最終メンバー28人の登録期限は来年2月6日。NPBの井原事…

日本野球機構(NPB)は20日、来年3月に開催される「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の一部メンバーを発表した。最終メンバー28人の登録期限は来年2月6日。NPBの井原事務局長は「全体発表(の日時)は未定」としつつ、「できるだけ早くというのが小久保監督の意向です」と話した。残り10人の中に何人のメジャーリーガーが入るかも注目が集まるところだ。

■大谷、筒香ら18人の代表入り決定、残り10人も「できるだけ早く」

 日本野球機構(NPB)は20日、来年3月に開催される「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の一部メンバーを発表した。投打での活躍が期待される大谷翔平(日本ハム)や、坂本勇人内野手(巨人)、中田翔内野手(日本ハム)、筒香嘉智外野手(DeNA)、山田哲人内野手(ヤクルト)ら18人の代表入りが決定。本大会への準備を重視し、一部を先行発表する形となった。

 最終メンバー28人の登録期限は来年2月6日。NPBの井原事務局長は「全体発表(の日時)は未定」としつつ、「できるだけ早くというのが小久保監督の意向です」と話した。残り10人の中に何人のメジャーリーガーが入るかも注目が集まるところだ。

 同事務局長は「MLB選手については12月1日に(WBCを運営する)WBCIに提出した暫定ロースターに名前を入れている。それを受けてWBCIが選手、所属球団との調整作業を行っている。その結果がWBCIから連絡が来次第、また小久保監督の編成、具体的な作業していただいた上で発表したいと思う」と説明。「全ては結果なので、進捗状況は把握していない」とした。

 井原事務局長が明かしたところによると、WBCIが設定しているメジャーリーガーの参加手順は以下の通りとなっているという。

■メジャーリーガーのWBC参加手順は…

1、暫定ロースターに(選手の)名前を載せて提出する。

2、WBCロースターに入っている選手をMLB及びMLB選手会に通達する。

3、MLBから所属球団、選手会から選手の代理人へ連絡が行く。

4、代理人が選手の意向を確認して、WBCIを経由して所属球団に出場の意向を伝える。

5、球団が出場に反対する理由がある場合はMLB及びWBCIに伝える。

6、WBCIが正当な理由であるかを判断する。

 あくまで選手の意向が重要になってくるが、球団側が反対し、そこに正当な理由があれば、出場を止めることも可能だという。当然、選手が球団側と話し合い、出場するか否かを判断するというケースもあるため、まだまだ流動的な状況と言える。

 今回発表されたメンバーについて、井原事務局長は「代表選出選手。候補ではございません」と断言。NPBで確かな結果を残してきた選手たちのメンバー入りが決まっただけに、経験豊富なメジャーリーガーが加われば、大きな上積みとなることは間違いない。