ITTFファイナルズ<11月19~22日/中国・鄭州> 大会3日目の11月21日、女子シングルス準決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク2位)が2019年世界卓球銅メダリストの王 曼昱(中国/同5位)にゲームカウント0-4で敗れた。



国際大会では伊藤の2勝8敗と大きく負け越しているが、直近の2019年スウェーデンオープンでは伊藤が4-1で勝利している。20歳で152cmの伊藤が、21歳で176cmの王に挑んだ試合。

第1ゲームは王の大きな体を攻守に生かした安定性とパワーを両立する卓球に制圧されて3-11で失い、第2ゲームも伊藤がサーブレシーブで優位に立てずにラリーで押され、強打を放つもブロックでしのがれて4-11で連取される。

第3ゲームは大きな王の泣き所とされる体の近くを攻めて食い下がるも、戦型上早く仕掛ける伊藤は先にミスが出て9-11で取られ、第4ゲームはバック対バックでも及ばず、ネットインを横入れされるスーパープレーも見せられて6-11で落とし、敗れた。

日本勢で唯一1回戦を突破してさらに4強へ進んだ伊藤だったが、次世代中国エース候補の王に屈し、昨年に引き続きベスト4での終戦となった。

王 曼昱 PHOTO:@ITTFWorld

【ITTFファイナルズ】
<女子シングルス準決勝>
伊藤美誠 0-4 王 曼昱(中国)
3‐11/4-11/9-11/6-11