明治安田生命J1リーグ第28節、大分トリニータvs川崎フロンターレが21日に行われ、1-0で大分が勝利した。 勝てば史上…

明治安田生命J1リーグ第28節、大分トリニータvs川崎フロンターレが21日に行われ、1-0で大分が勝利した。

勝てば史上最速でのJ1制覇となる川崎F。ここまで28試合を消化し23勝3分け2敗、得失点差「50」と圧倒的な強さで首位を突っ走ってきた。その中でJ1新記録の12連勝も達成。ここ3試合は1勝1分け1敗とやや足踏みしていたが、3日前に行われた横浜F・マリノス戦の勝利で王手をかけた。

そして、昭和電工ドーム大分での運命の一戦に向けて、スタメンは累積警告で出場停止となったジェジエウら4人変更。先日に今季限りでの現役引退を発表した中村が今季6度目の先発出場を果たした。

川崎Fの優勝を食い止めんとするのが12位の大分。前節は対戦相手の柏レイソルでクラスターが発生したことにより、3日に行われた横浜FC戦から18日ぶりの試合となる。その中で19日には片野坂知宏監督の来季続投が決定する明るいニュースも。この試合も含めて8試合を残す大分はまだまだ上位を狙える位置。ホームでの優勝を阻止し、ラストスパートに弾みをつけたい。

その大分は立ち上がりから川崎F顔負けのパスワークを見せる。まずは6分、右から上がったクロスのこぼれ球を拾って二次攻撃に出ると、敵陣中央からドリブルで仕掛けた長谷川雄志からボックス手前で伊佐、町田と細かく繋がり、最後は野村がミドルシュート。ゴール左下を捉えたがGKチョン・ソンリョンの好セーブに遭う。

川崎Fより断然フレッシュな大分はさらに8分、敵陣中央右サイドの小出が一本のパスでチャンスメイク。ボックス右へ送った足の長いスルーパスに反応した伊佐がGKと一対一の場面を迎えるが、ここでもチョン・ソンリョンが立ちはだかった。

絶好調の大分は、その後も伊佐が19分と20分に立て続けにシュートを放つなど優勝目前のチームを圧倒。ポゼッションも6割を超え、次々と決定期を演出していく。そんな中24分、右サイド深い位置での深い位置でボールをキープしていた伊佐とスイッチした小出がマイナス方向にクロスを供給。ボックス右で受けた町田がさらに中央に送ったが、野村がダイレクトで合わせたシュートはまたもやGKチョン・ソンリョンがビッグセーブ。野村は悔しそうに地面を叩いた。

しかしその野村が決定的な仕事をやってのける。飲水タイム明けの34分、ピッチ中央でボールを奪った大分は町田が素早く前線にロングボールを供給。これに反応した野村がボックス内へ侵入すると、チェックに来た谷口に腕を掴まれる形で倒されPKを獲得。さらにこのプレーでキャプテンの谷口は一発退場に。

このPKを野村自ら決めて先制に成功した大分は、伊佐が39分にも一人少ない相手にシュートを浴びせるが、GKチョン・ソンリョンの集中力は途切れておらず。

守護神の活躍でなんとか最小失点にとどめたという印象の川崎Fは、後半から中村と長谷川竜也を下げて田中碧と三笘を投入。ややギアを落とした大分に対し、少しずつポゼッションを回復していく。60分には小林悠に代えて旗手をピッチへ。対する大分は63分に、序盤から飛ばしていた小出と伊佐の2人を高山と高澤に入れ替える。

明らかにボールを持てるようになった川崎Fだが、なかなかゴール前までは運べない。67分の山根のミドルシュートは枠を越え、69分に登里がドリブルでボックス左に侵入しシュートまで持ち込んだが、古巣対決のGK高木に止められた。

時間がなくなってきた川崎Fは、75分過ぎに立て続けに脇坂とレアンドロ・ダミアンを投入し、攻撃に人員を割く。84分にその脇坂がチャンスを迎えたが、同じく終盤から出場している刀根にブロックに入られる。

結局、川崎Fは5分の後半アディショナルタイムも得点を奪えず試合終了。今節の優勝は22日に控える浦和レッズvsガンバ大阪の結果次第となった。2位のG大阪が引き分け以下で川崎Fの優勝が決まる。

大分トリニータ 1-0 川崎フロンターレ

【大分】

野村直輝(前36)