ITTFファイナルズ<11月19~22日/中国・鄭州> 大会2日目の11月20日、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク2位)が2019年香港オープン覇者の王芸迪(中国/同12位)をゲームカウント4-3で破ってベスト4へ進出を決めた。



国際大会の戦績は伊藤の1勝3敗。前回の対戦では伊藤がストレートで負けており、リベンジを決めたい一戦。

第1ゲーム、伊藤は0-0から繰り出したロングサーブ2本を冷静に返されて失点するなど、王のレシーブに出鼻をくじかれ、最後は強打で6-11と先制を許すが、第2ゲームは伊藤がレシーブからバックハンドで攻め、打ち合いでも渡り合い11-8で取り返す。

第3ゲームは伊藤がサーブレシーブで優位を作れずにラリー戦に持ち込まれ、王の厳しい両ハンドに対しミスが出て11-13で落とすが、第4ゲームは伊藤が王のバックをねらう思い切った攻めで11-4と圧倒する。

第5ゲームは上下回転のわかりづらいサーブで王を惑わせてリズムに乗り、回り込みフォアスマッシュを何度も決め、カウンタープレーで食い下がる王を11-7で振り切る。

王芸迪 PHOTO:@ITTFWorld

第6ゲームは王に台から出た球はフォア一発で沈められ、伊藤のスマッシュもブロックでしのがれて7-11で落とすが、第7ゲームは伊藤の鋭い速攻にミスが出ず、11-5で一気に奪って勝利した。

【ITTFファイナルズ】
<女子シングルス準々決勝>
伊藤美誠 4-3 王芸迪(中国)
6-11/11-8/11-13/11-4/11-7/7-11/11-5