ITTFファイナルズ<11月19~22日/中国・鄭州> 大会2日目の11月20日、女子シングルス1回戦で伊藤美誠(スターツ/世界ランク2位)が2014年ユース五輪銀メダリストの杜凱栞(香港/同15位)をゲームカウント4-1で破り、準々決勝へ駒を進めた。



国際大会では4勝4敗ときっ抗している相手。しかし直近の2019年カタールオープンでは4-0と圧倒していた。

第1ゲームから一進一退の接戦。しかし伊藤は10-11の場面で起死回生のスマッシュを決め、最後はカット性ショートで13-11と先制し、第2ゲームは伊藤のリスキーな速攻にミスが生じて、サーブミスも2度出て6-11で取り返される。

第3ゲームはフォアへ動いてのチキータなど積極的に立ち回った伊藤が、最後は巻き込みサーブでエースを奪い11-6で取り返し、第4ゲームも浮いたボールを次々とスマッシュで仕留め、カウンター「みまパンチ」も連発した伊藤が11-5で連取する。

第5ゲームも的を絞らせないコース取りの速い攻めで杜を圧倒して11-6で奪い、勝利を決めた。

昨日は4戦してすべて初戦敗退となった日本勢。20歳のエースがその流れを止めてみせた。

杜 凱栞 PHOTO:@ITTFWorld

【ITTFファイナルズ】
<女子シングルス1回戦>
伊藤美誠 4-1 杜凱栞(香港)
13‐11/6-11/11-6/11-5/11-6