現地19日、男子テニスツアー最終戦の「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15日~11月22日/室内ハードコート)の大会5日目。グループ「ロンドン2020」第3戦で、世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が世界6位…

現地19日、男子テニスツアー最終戦の「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15日~11月22日/室内ハードコート)の大会5日目。グループ「ロンドン2020」第3戦で、世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。ナダルが6-4、4-6、6-2で勝利し、5年ぶりの準決勝進出を決めた。【実際の映像】ナダルの完璧で美しい背面スマッシュ!

両者1勝1敗で迎えた準決勝進出がかかった大一番。第1セット序盤から両者安定したサービスゲームを展開し、ウィナーを奪い合う。第7ゲームでナダルはミスが出たチチパスから15-40と先にチャンスを作るが、良いサーブでしのがれる。

だが第9ゲームでも巧みな配球でチチパスの攻めを封じ、ブレークポイントを握ると、ここでダブルフォルト。ナダルが1ブレークアップとし、続くサービング・フォー・ザ・セットをしっかりキープして第1セットを奪う。

第2セットも両者共にキープを続けるが、ナダルはロングラリーで優位に立ちチチパスにプレッシャーを与える。しかしゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームでこの試合初めてのピンチとなると、1本しのぐも、今度はナダルがダブルフォルトをしてしまいフルセットへ。

それでも気落ちしないナダルは、第1ゲームでチチパスのセカンドサーブ4本をすべてポイントに繋げ、いきなりブレーク。すぐにブレークバックされたが、第3ゲームで今度はラブゲームでのブレークに成功しもう一度リードを作る。

更に第7ゲームでもチャンスを掴んで突き放し、勝利を掴んだ。

ナダルは16年連続で出場権を獲得しているが、直近では2016年と2018年は欠場し、2017年は第1戦の後棄権。5年ぶりの準決勝進出となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのナダル

(Photo by TPN/Getty Images)