ITTFファイナルズ<11月19~22日/中国・鄭州> 大会初日の11月19日、女子シングルス1回戦で佐藤瞳(ミキハウス/世界ランク17位)が2019年世界卓球銅メダリストの王曼昱(中国/同5位)にゲームカウント0-4で敗れた。



176cmの長身から豪打を放つ王に対して、国際大会では0勝5敗と勝利のない佐藤。持ち前のカットプレーで初勝利が欲しい一戦だった。

第1ゲームから王にカットマンの弱点であるミドルに決定打を集められて6-11で先制され、第2ゲームは王の揺さぶりに耐え、後陣からのカウンターを何度も決めて食い下がるも、やはり王の執ようなミドル攻めに屈して14-16で連取される。

第3ゲームはチャンスボールをすかさず攻めた佐藤が序盤リードするが、王に両サイドへ強打を放たれて5-11で失い、第4ゲームは佐藤が粘りのカットやカーブロングで3-7から8-8まで追いつくも、最後はパワードライブを決められて9-11で落として敗れた。

世界の最強格が集うファイナルズで、この日4戦して勝利のなかった日本勢。残る丹羽孝希(スヴェンソン)と伊藤美誠(スターツ)に初戦突破をかける。

王曼昱 PHOTO:@ITTFWorld

【ITTFファイナルズ】
<女子シングルス1回戦>
佐藤瞳 0-4 王曼昱(中国)
6-11/14-16/5-11/9-11