大王製紙エリエールレディスオープン初日、渋野が後輩プロの首位・古江を称賛 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスオープン初日は19日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)にて無観客で行われた。前週22歳となった渋…

大王製紙エリエールレディスオープン初日、渋野が後輩プロの首位・古江を称賛

 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスオープン初日は19日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)にて無観客で行われた。前週22歳となった渋野日向子(サントリー)は、3バーディー、ボギーなしで国内では今季自己ベストスコアとなる「68」をマーク。首位と3打差の4位と、連覇へ向けて好発進を決めた。首位には6アンダーで19歳笹生優花、20歳西村優菜、20歳古江彩佳の若い3人が並んでいる。

 インスタートの渋野は15、17番でバーディー。アウトでも7番でも6メートルを沈めバーディーを奪い3つスコアを伸ばした。ノーボギーは今月8日のTOTOジャパンクラシック最終日以来、今季2度目。ホールアウト後、渋野は「個人的にはノーボギーで回れて良かったかなと、パッティングでシビアな距離を外すことがなかったので、そこはすごく良かったです」と笑顔を浮かべ、胸をなで下ろしていた。

 同組で回ったのは親友の大里桃子と、2週連続優勝を狙う古江。特に6アンダーで首位発進を決めた後輩プロの古江のプレーに対しては惜しみない称賛を送った。

「アイアンのコントロールがうまい。いっちゃいけないところに行くことがない。ピンを全部攻めているわけではないが、チャンスにつく回数も多いし、長いパットを沈めることも多いですし、総合的にレベルが高いというか、勉強になりました」と2歳下の後輩に対して最敬礼。さらに「アイアンの精度に関しては自分も歯が立たない。攻め方の勉強にはなりました」と脱帽していた。

 1年ぶりの優勝へ向けて好発進を決めた渋野の前に、年下の才能が立ちはだかることになるのか。(THE ANSWER編集部)