卓球の「Tリーグ2020-2021シーズン」が11月17日、待ちに待った開幕を迎える。開幕を前に、昨年 日本人女子選手として初となるジュニア世界一に戴冠。ツアー年間王者を決めるグランドファイナルでも女子ダブルスを制し大ブレイクを果たした長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)がインタビューに応じ、意気込みを語った。

長﨑美柚 SPインタビュー

ー 久しぶりの試合を前に今の心境は?

最後に試合をしたのが3月に行われたカタールオープンだったので7ヶ月ぶりの試合になりすごく嬉しいです。この状況の中でも試合を企画してくださった多くの関係者の方々に感謝して全力でプレーしたいです。

練習はたくさんしてきたんですけど試合がない分、正直モチベーションが下がってしまう時期もあったのでそこが大変でした。もうすぐTリーグが開幕するのですごい楽しみです。練習してきたことを発揮したいという気持ちが強いです。不安か楽しみかと言ったら楽しみの方が強いのかもしれないです。


ー コロナ禍で試合ができなかった時期を振り返ってどうですか?

今となっては早かったなと思うんですけど、その時はすごく長く感じました。早く試合がしたいとずっと思っていました。去年、世界ジュニアやグランドファイナルで優勝していたのでその勢いで今年はもっともっと上を目指して頑張りたかったんですけど、1回ゼロに戻った感じなので、自分にとってはすごく辛い1年でした。



ー 動き出した卓球界、今後の目標は?

自分もリスタートという気持ちで前向きに捉えています。世界卓球やオリンピックでも世界ランクを基準に選考されるので、そこを上げていかなければいけないですし、これから始まる国際大会の成績が大きく関わってくると思うので、しっかり準備して、今後日本人の中でも世界ランクを上位にしていけるようにしたいです。


ー 11月17日、Tリーグ開幕戦への思い

自分のスタートを切る大事な一戦だと思っているので、ベストを尽くしたいです。


ー 今シーズンのTリーグ女子の見どころは?

女子は木下アビエル神奈川と日本生命がいつも接戦ですし、自分のチームである木下アビエル神奈川には日本の大エースでもある石川さんがいるので、自分は石川さんのプレーを見ることが自分の中での見どころです。笑


ー『Wみゆう』ペアの戦い方は?

ダブルスだと3ゲームでどちらが勝ってもおかしくはないので、自分たちも正直自信は全く無いんですけど、久しぶりの試合なので、もしまた木原美悠とダブルスを組めたら楽しんでやることが一番のモットーです。

でも石川さんが今回は出場されなくてどのペアがダブルスに出るのか分からないので、シングルスメインでも勝てるように頑張りたいです。もし2試合出たらもちろん2試合全勝です。


ーTリーグ新シーズンの目標は?

1シーズン目と2シーズン目は2位だったので、今年こそは優勝したいという思いが強いです。1人1勝というのをモットーにみんなで頑張っていけたらいいなと思います。3代目のチャンピオンに。