男子ワールドカップ<11月13~15日/中国・威海> 大会最終日の11月15日、男子シングルス3位決定戦で東京五輪代表の張本智和(木下グループ/世界ランク4位)が2018年韓国オープン三冠覇者のチャン ウジン(韓国/同18位)をゲームカウン…

男子ワールドカップ<11月13~15日/中国・威海> 大会最終日の11月15日、男子シングルス3位決定戦で東京五輪代表の張本智和(木下グループ/世界ランク4位)が2018年韓国オープン三冠覇者のチャン ウジン(韓国/同18位)をゲームカウント4-3で下し、2019年の銀に続く2大会連続のメダルを獲得した。



1回戦で丹羽孝希(スヴェンソン)を破ったチャンに対し、国際大会では張本の2勝1敗。最近2試合は4-0、4-1で連勝しており、3連勝で3位を確保したい一戦だった。

第1ゲームは抑え気味に入った張本に対し、回り込んでパワードライブを放つチャンに7-11で先制され、第2ゲームは張本がバックハンドで先手を取ってリードするも、チャンのサーブを読めずレシーブミスを繰り返すなど流れに乗れず、7-11で連取される。

打ち合いとなった第3ゲームは追い上げられた張本が10-9の場面でタイムアウトを取り、次の1本を4球目チキータで決めて11-9で奪取し、第4ゲームはレシーブから攻めた張本が11-6でここも取る。

チャン ウジン PHOTO:@ITTFWorld

第5ゲームは一進一退の展開で12-12となり、次の2本を張本がフォアフリックとドライブを決めて14-12で獲得するが、第6ゲームはYGサーブを見せたチャンに、ラリーでもミドル攻めで押されて6-11で失う。

しかし最終第7ゲームは、ピッチの早い得意のバックハンドで押し込み、ネットインの球まで一発で持っていく冴えを見せた張本が11-5で奪って、逆転勝利を飾った。

試合後のインタビューで張本は「ずっと苦しい展開だったので、内容は良くなくても最後まで粘って勝ち切れたのでホッとしています。(8ヶ月ぶりの試合で)試合ならではの緊張感、勝ったときの達成感、悔しさはスポーツ選手に必要なので、今回は喜びも悔しさも経験できた。メダルも獲れてまず合格点かなと思います」と語った。



【男子ワールドカップ】
<男子シングルス3位決定戦>
張本智和 4-3 チャン ウジン(韓国)
7‐11/7-11/11-9/11-6/14-12/6-11/11-5