秩父宮賜杯第52回全日本大学駅伝対校選手権大会11月1日(日)熱田神宮正門前~伊勢神宮内宮宇治橋前総合6位 東洋大(106.8km)5:13'151区(9.5km)児玉悠輔 27'25(9位通過・区間9位)2区(11.1km)松山和希 31…

秩父宮賜杯第52回全日本大学駅伝対校選手権大会

11月1日(日)熱田神宮正門前~伊勢神宮内宮宇治橋前


総合6位 東洋大(106.8km)5:13'15


1区(9.5km)児玉悠輔 27'25(9位通過・区間9位)

2区(11.1km)松山和希 31'59(7位通過・区間7位)

3区(11.9km)佐藤真優 34'14(7位通過・区間9位)

4区(11.8km)前田義弘 33'54(5位通過・区間4位)

5区(12.4km)大澤駿 36'12(4位通過・区間3位)

6区(12.8km)腰塚遥人 37'49(5位通過・区間5位)

7区(17.6km)西山和弥 53'14(7位通過・区間11位)

8区(19.7km)宮下隼人 58'28(区間4位)


※掲載が遅れ、大変申し訳ありません。


■コメント

・1区 児玉(済2=東北)

(レースプラン)最低限先頭が見える位置でつなぐことと、ハイペースや上げ下げがあっても対応していくこと。(レースを振り返って)区間タイ記録とはいえ先頭と18秒離されてしまった。もう少し前で渡したかった。(レース中に意識していた選手は)順大の三浦龍司選手。(ハイペースのレースとなったが)ペースが落ちるところがあまりなく、区間新ペースで進んで行ったが、焦らず落ち着いて走れたと思う。(1区に対する印象は)スピードはある方なのでラストまで付けばスパート合戦に混ざれるかなという印象。集団の中から最後の抜け出しが得意な方ではあったが、上りは得意ではなく少し心配な部分があった。(区間タイだが結果について)目標タイムより5秒早く走れたが、前には(他大の)1年生が何人も先着していたので喜べる結果では無かった。(良かった点は)上り下りのある中ハイペースになったが追い付いて走れたのは良かったと思う。(課題点は)ラストスパートをいつも掛けられずに離れてしまう。スパートを掛けられるように最後まで付いていくスタミナが足りないと感じている。(1年時はどのような年だったか)関東インカレ、全日本大学駅伝前に故障をしてしまいどちらも出走予定からサポートへと回り、とても悔しい1年だった。(昨年と比較し成長した点は)昨年は2度の故障に苦しみ精神的にもきついところがあった。今年は故障無く精神的にも強くなってこれたと思う。(2年生はどのような学年か)お互いに練習で切磋琢磨(せっさたくま)して高め合える良い学年だと思う。(三大駅伝デビューとなったが)初めての三大駅伝で良い経験ができた。今回の経験を箱根駅伝や次の大会へ向けて生かしていきたい。(今大会は)1年前、1区を走る予定だった。1年越しにリベンジを果たせたのでやっと戻ってこれたなという思い。(今後へ向けて)箱根駅伝へ向けて走り込みとフィジカルの強化、食事をしっかり摂ること。箱根駅伝では区間賞を取ってチームに貢献できるようにしたい。



・2区 松山(総1=学法石川)

(今大会までに成長した点は)最後の勝負強さとスピード。(レースプラン)序盤の坂から攻めて入り、中盤は耐えて、ラストの橋からスパートをする流れで行く予定だった。(レースを振り返って)かなり速い流れで周りが進んだため、予定より速いペースで序盤を通過してしまった。中盤に中だるみをしてしまったのが1番の課題となった。ラストは持ち直し、周りの選手は引き離せたので良かった。(順位を上げてタスキリレーとなったが)かなり目まぐるしく順位が入れ替わったため、あまり順位を意識する余裕がなかった。少しでもチームに貢献出来て良かった。(良かった点と課題点は)前半に周りに流されてしまったこと、さらに中盤に中だるみをして耐えられなかったことが課題。最後競り負けなかったのは良かったと思う。(1年生同士のタスキリレーについて)昨年までは敵同士だった選手とタスキをつなぐことに自分は感動していた。試合前には、1年生同士楽に行こうと話していた。(三大駅伝デビューとなったが)憧れの大学駅伝を走ることが出来たので嬉しかったが、まずまずのデビュー戦だったと思う。やはり他大学の選手と比べ見劣りしてしまう結果しか出せなかったのが残念。(今年の1年生の雰囲気は)みんな分け隔てなく仲が良く、横のつながりが強い。練習や普段の生活からもお互いを考えられる優しい学年だと思う。(今大会はどのような存在か)高校駅伝から少し距離が伸び、これからの箱根駅伝に向けていい足がかりになる大会だと感じている。(自分の武器は)今回は発揮できなかったが、中盤の粘りとロングスパートだと思う。(今後取り組んでいきたいことは)中盤の中だるみは、フォームの乱れや距離への対応が出来て無かったと感じた。そのため、今まで以上の走り込みや、フィジカルを意識して行っていきたい。今回のレースでは課題も多く、まだまだ不完全燃焼な試合となってしまった。悔しさをバネに次の箱根につなげていきたい。



・3区 佐藤(総1=東洋大牛久)

(レースプランは)ハイペースで入って後半耐えること。(レースを振り返って)中盤ペースダウンしてしまったり、最後他大学の選手に競り負けてしまい課題が残った。(他大学と並ぶ場面が多かったが)単独で走るよりも集団で走るほうが得意なので走りやすかった。(良かった点と課題点は)終盤仕掛けられたことは良かったが、中盤のペースダウンと最後競り負けたことは課題。(1年生同士のタスキリレーについて、松山選手からは)行けたら1位でもってくると言われた。(前田選手とのタスキリレーについては)今まで大きな大会でのタスキリレーがなく、今回が初めてだった。次の区間が前田さんというだけで最後踏ん張れた。(今大会はどのような存在か)三大駅伝はずっと憧れていた舞台、テレビの中だけで見る遠い世界だった。(三大駅伝デビューとなったが)嬉しいというよりは走ってみて悔しかった。箱根でリベンジしたい。(自分の武器は)終盤キツくなってからの粘り。(今後取り組んでいきたいことは)崩れないフォームを手に入れるためにフィジカルトレーニングに力を入れていく。箱根駅伝は今回の2倍近い距離になる。走り込みをしっかりして箱根駅伝は主力としてチームに貢献したい。



・4区 前田(済2=東洋大牛久)

2分50〜2分55秒のペースで押していくというプランだった。(レースを振り返って)最初の3km、5km、10km共に自己ベストより速い通過だったが怯む事なく走れたと思う。だが、箱根を見据えた時にこのペースでいかないと勝負できないと思うが後半少しペースダウンしてしまった。まだ上のレベルで戦うには力不足だと肌で感じた。(意識していた選手は)自分より力のある選手ばかりだった。全員に勝つくらいの野心を持って走っていた。(佐藤選手とのタスキリレーについては)中学時代から一緒に駅伝をやってきたがあまりタスキリレーをした事が無かった。全日本の舞台で実現できたことは嬉しかった。(順位を上げてタスキリレーとなったが)箱根を見据えた時に今日のような入りを経験できたことは大きかったと思う。また自分の課題が見つかったのでそこの練習を箱根までやっていきたい。思い切ったレースが出来たことが今回1番良かった。中盤以降の走りが自分の弱さなのでスタミナ練習に一生懸命取り組んでいく。(昨年のリベンジとなったか)昨年はチームに迷惑をかけたが今回はチームに勢いをつけられたと思う。来年は区間賞取ってチームの優勝に大きく貢献したい。(成長したところは)今年から学年主任になり、チームの事や周りの事を考えて生活するようになった。特に春、夏は走れない時期が続いてたのでチーム運営に積極的に関わり、チームに貢献する事を考えて生活していた。(1年生の活躍も目立ったが)勢いのある1年生が多く、刺激を受けて練習や試合に臨めている。これからは2年生から刺激を与えていけるようにしていきたい。(今後へ向けて)フィジカルの弱さは克服はしてきているが全然足りていないので、走り込みと並行して強化していきたい。次の箱根はお世話になった4年生と走る最後の駅伝となるので1月3日を笑顔で終われるように、コロナ禍の大変な中で箱根駅伝を目指して陸上が出来ることに感謝をしてそれに応えることが出来るような走りをしたいと思う。



・5区 大澤(済4=山形中央)

(今大会まで意識して取り組んでいたことは)戻ってきて5000mのレースしか出ていなかった。その先の距離を耐えるスタミナを少しでも付けなければいけないと思い練習してきた。レースプランは、先頭との差を埋めることを意識していた。前半はハイペースで入ると思ったので、後半どれだけ粘れるかが大切だと思っていた。(レースを振り返って)やはりスタミナがまだ戻りきっておらず、ラストで駒大に離されてしまった。青学大のペースにも付いていけなかったのが心残り。良かった点は、後半きつくなっても粘れたところ。悪かった点は、やはりスタミナがまだない所。(今年度初の駅伝となったが)まず、開催にご尽力して下さった方々に感謝の気持ちを持たなければならないと思った。このご時世で競技をやらせて頂けることは、本当に自分達は恵まれているのだと思う。(タスキリレーについて)前半区間は下級生で、自分の次の(走者である)腰塚は初駅伝ということで、上級生で駅伝経験もある自分が押し上げていかないといけないと思った。(チームとしての手応えは)今年は、エースだけに頼るのではなく、一人一人がつないでいく駅伝が出来ていると思う。下級生が頑張っているので、上級生ももっと頑張らなければいけないと感じている。また、自粛中に試行錯誤してやってきたことが実り始めているのではないかと思う。(今後へ向けて)箱根駅伝が次の駅伝。ここでもう一度気を引き締めて、チーム力を上げていきたい。コロナウイルス感染症はまだ終息の目処はたたないが、その中でも競技を続けさせていただけることに感謝し、自分達が走っている姿を見て、少しでもプラスな何かを捉えて頂きたいと思う。



・6区 腰塚(総3=桐生工)

(成長した点は)少しずつ走力が付いてきたことで、自信を持ってレースに挑めるようになった。1kmを2分55秒切りで押していき、ラストスパートを掛けるレースプランを立てていた。(レースを振り返って)中盤以降、集団から大きく離されなかったが、1番粘らなければいけないところで粘ることが出来なかった所が反省点。(集団のなかでのレースだったが)前を譲りたくない気持ちが大きかった。(良かった点と課題点)メンタルが前より強くなったと思う。課題は中盤以降の落ち込み。(今大会は)箱根駅伝につながる大会。(三大駅伝デビューとなったが)シンプルに嬉しい。(今後へ向けて)後半も粘れるフィジカルとスタミナの強化で箱根の距離に対応できる身体を作ること。頑張ります。



・7区 西山(総4=東農大二)

(今大会へ向けて)長い距離のレースだったため、距離に対応できる練習をしてきた。1km2分50秒〜2分53秒の中で10kmまで走り、そこから7.6kmは粘るレースプランだった。5kmを過ぎからキツくなってしまい、7kmからは腹痛も出てしまいペースを落としてしまった。区間11位で、自分が良い流れを断ち切ってしまった。(スタート後の並走は)負けられないという思いだったが、神林選手(青学大)のペースが全然落ちず、焦りがあった。(課題点は)駅伝で走れないということが課題。今年度は駅伝主将という役職を務めさせていただきながら、本当に情けない走りをしてしまった。(今年度初の駅伝となったが)今大会は、たくさんの方々にご協力いただき、コロナで厳しい状況の中、大会を開催してくださり本当に感謝している。しかし、走りで表現できず、本当に申し訳ない。(今大会は)4年間を通して悔いが残る大会となってしまった。(チームの雰囲気は)昨年よりも、陸上競技に取り組む姿勢がチーム全体を通して良くなったと思う。(期待する後輩は)1年生の佐藤真優。(チームの手応えは)自分が言えることではないが、初出場の選手が良い走りをしてくれた。この走りに応えることができず、駅伝主将として情けない、申し訳ない気持ちでいっぱいです。(今後へ向けて)箱根駅伝で、総合3位以内、優勝争いをすることが目標。今大会で区間二桁が4大会続いてしまった。チームに多大なる迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ございません。自分の学生競技生活は残り2カ月しかないが、最後はチームの役に少しでも立てるよう、この2カ月を全力で取り組みたい。



・8区 宮下(工3=富士河口湖)

自分のペースで押していき、少しずつ前を抜いていくプランだった。(レースを振り返って)個人では区間4位だったが、アンカーとしてチーム順位を上げられなかったのが悔しい。(2年連続の8区だったが)個人順位よりチーム順位が優先されるので、まだまだアンカーらしい走りができていない。(タイムについて)昨年より走力が付き、経験もあったのでもう少しタイムを縮めることができたと思う。(今大会は)今季、トラックのタイムを縮めることができたが、まだ他大学のエースと差があると感じる大会だった。良かった点は単独走でもハーフマラソン換算で62分30秒台で走れたこと。課題点はラストで離されてしまったり抜かされることが多いこと。(下級生の活躍にかんして)1、2年生が前半は頑張ってくれて自分たちも頑張らなくてはいけないと思ったし感謝している。(期待する後輩は)佐藤真優。(チームとしては)初駅伝の選手が活躍し、チームの雰囲気も良い。箱根に向けての手応えはあると思う。(今後へ向けて)更なるフィジカルの強化箱根に向けてもう一度強化をし、目標を達成する。