男子ワールドカップ<11月13~15日/中国・威海> 大会最終日の11月15日、男子シングルス準決勝で東京五輪代表の張本智和(木下グループ/世界ランク4位)がリオ五輪金メダリストの馬龍(中国/同3位)にゲームカウント3-4で敗れ、3位決定戦へ回ることになった。



世界卓球を3連覇中の絶対王者に対して過去の戦績は2勝3敗。最後の対戦となった前年のワールドカップでは4-2で勝利しており、32歳の歴史的卓球選手に連勝をねらった。

第1ゲーム序盤に5-2とリードした張本は、サーブレシーブで優位に立った馬龍から先に攻められて7-11と逆転で先制されるも、第2ゲームは得意のバックハンドで打開し、ストレートへ何度も攻めた張本が11-3ですぐさま取り返す。

第3ゲームも馬龍の徹底したミドル攻めに対し、ボディワーク巧みに返球する張本が上回って11-6で奪い、第4ゲームは動いて得意のフォアを振り抜く馬龍に対し、台上プレーから先手を取った張本が11-8でここも取る。

しかし第5、第6ゲームは意表を突くハイトスサーブから3球目で攻める馬龍にそれぞれ8-11、6-11で奪われ、第7ゲームも教科書通りミドルを攻める馬龍を前に4-11で落として逆転負けを喫した。

2年連続での決勝進出はならず、張本は3位決定戦に回って樊振東(中国)とチャン ウジン(韓国)の敗者と対戦し、2019年の銀に続いて2大会連続のメダルをねらう。

馬龍 PHOTO:@ITTFWorld

【男子ワールドカップ】
<男子シングルス準決勝>
張本智和 3-4 馬龍(中国)
7-11/11-3/11-6/11-8/8-11/6-11/4-11