マスターズで松山が好アプローチ披露、打ちづらい角度の斜面とは 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのメジャー第3戦・マスターズの第3日が14日(日本時間15日)、米ジョージア州オーガスタナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。首位…

マスターズで松山が好アプローチ披露、打ちづらい角度の斜面とは

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのメジャー第3戦・マスターズの第3日が14日(日本時間15日)、米ジョージア州オーガスタナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。首位と1打差の6位で出た松山英樹(LEXUS)は、通算8アンダーで8打差の10位に後退。逆転優勝は厳しくなったが、米記者は“超左足下がり”の画像を公開し、バーディーを奪った崖からのスーパーアプローチに注目している。

 滑り落ちそうな斜面だ。13番パー5。松山のフェアウェーからの第2打はグリーンに届かず、クリーク(小川)手前の斜面に着弾した。なんとも打ちづらい難しいライ。しかし、松山は気を抜けば川に転落してしまいそうな崖でスタンスを取った。残り33ヤードからクラブを振り抜くと、ボールはピン左1.2メートルへ。冷静にパットを沈め、バーディーを奪ってみせた。

 崖でスタンスを取った画像を米専門誌「ゴルフダイジェスト」のスティーブン・ヘネシー記者がツイッターに公開。「ヒデキが13番でこのライからバーディーを奪った…これを4フィート(約1.2メートル)に寄せ、パットを決めた」と拍手の絵文字付きでつづると、米ファンから「なかなかなショットだな」「ヒデキがパットを決めたって?」などとコメントが寄せられている。

 この日、松山は日没順延となった第2ラウンド(R)の残り3ホールと第3Rを回り、首位のダスティン・ジョンソン(米国)と8打差。勝負は最後まで何が起こるかわからないとはいえ、悲願の優勝は絶望的な状況だ。しかし、好アプローチを見せた技が米国で注目を浴びているようだ。(THE ANSWER編集部)