ボクシング記者がレポート「我々のピンポン・トーナメントで対戦」 ボクシングのWBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)は14日(日本時間15日)に米ラスベガスで元IBF世界同級王者ケル・ブルック(英国)との4度目の防衛戦に挑…

ボクシング記者がレポート「我々のピンポン・トーナメントで対戦」

 ボクシングのWBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)は14日(日本時間15日)に米ラスベガスで元IBF世界同級王者ケル・ブルック(英国)との4度目の防衛戦に挑む。しかし、試合前日には同会場で世界戦を戦うアンドリュー・マロニー(オーストラリア)と異色のマッチを展開。その様子を米記者が動画付きで話題を集めている。

 クロフォードが決戦前日にバトルに挑んだ。といってもリングではない。青のテーブルの前に立ち、赤のラケットを握った王者。興じているのは卓球だった。しかも相手は同じく世界戦を翌日に控えたマロニー。クロフォードはバックハンドで打ち返し、マロニーはフォアハンドで素早くレシーブを続ける。ともに器用にラリーを展開し、最後はマロニーのスマッシュがネットにかかり、関係者が集まったギャラリーから歓声が起きた。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のボクシング担当のランス・パグマイア記者が実際の様子を写真と動画でツイッターに投稿。「おお、テレンス・クロフォードがビッグマッチの前夜にリラックス。我々のピンポン・トーナメントでアンドリュー・マロニーと対戦…」と関係者の大会に参戦したようで、その腕前については「クロフォードやるね!」と称えている。

 V4戦を間近に控えるクロフォード。井上尚弥(大橋)と戦ったジェイソン・マロニー(オーストラリア)の双子の弟であるアンドリューはWBA世界スーパーフライ級正規王者ジョシュア・フランコ(米国)に挑む。ともに「バブル」と呼ばれる隔離施設で試合に向けて調整してきたとみられるが、試合前日のリラックスした時間を過ごしたようだ。(THE ANSWER編集部)