男子ワールドカップ<11月13~15日/中国・威海> 大会2日日の11月14日、男子シングルス1回戦で東京五輪代表の張本智和(木下グループ/世界ランク4位)が2020年ヨーロッパトップ16で3位のガルドシュ(オーストリア/同28位)をゲームカウント4-0で下し、準々決勝進出を果たした。



3月のカタールオープンから8ヶ月ぶりの国際大会となる張本は、まず2戦2勝と相性がいい41歳のオーストリアのエースを倒して、流れに乗りたい試合。

第1ゲームは一気に7-0にするなど、張本が圧倒。時折逆モーションでバックを突いて11-3で先制し、第2ゲームも無理に攻めない落ち着いた試合運びの中、シュート回転性のバックハンドも見せた張本が11-7と連取する。

第3ゲームはガルドシュにロングサーブや早い段階での一発強打を決められ10-10まで競るも、張本が次の2本を相手のフォアに突き刺して12-10でここも奪取し、第4ゲームはガルドシュのコースを散らした攻めに押されて2-5となるが、張本がチキータを武器に6-5と逆転し、最後もチキータで決めて11-8で取り、幸先のいいストレート勝ちを飾った。

試合後のインタビューで張本は、「久しぶりの試合で緊張感はあったんですけど、ミスをしないことを心がけて、4-0で勝つことができてよかったです。まだまだ調子は上がってくると思うので、次も勝ちたいと思います」と語った。

ガルドシュ PHOTO:@ITTFWorld

【男子ワールドカップ】
<男子シングルス1回戦>
張本智和 4-0 ガルドシュ(オーストリア)
11-3/11-7/12-10/11-8