名将エディー・ジョーンズを指揮官に迎え、13戦全勝で今年の戦いを終えたイングランド代表。早くも、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップで3連覇を狙うオールブラックス(ニュージーランド代表)の対抗馬と見られているが、残念ながら、…

 名将エディー・ジョーンズを指揮官に迎え、13戦全勝で今年の戦いを終えたイングランド代表。早くも、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップで3連覇を狙うオールブラックス(ニュージーランド代表)の対抗馬と見られているが、残念ながら、この両チームの対決は少なくとも2018年まで見ることはできない。

 イングランドラグビー協会は14日、来年のテストマッチスケジュールを発表。そこには、ニュージーランド戦は組み込まれていなかった。主力選手の多くをブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(4年に一度、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドのトッププレーヤーを招集して結成されるチーム)に取られてしまうであろう6月は、アルゼンチンで2試合をおこなうことが決まり、11月のウインドウマンスには再びアルゼンチン代表と対戦し、オーストラリア代表、サモア代表と勝負してシーズンを締めくくる。

 ちなみに、イングランド代表とオールブラックスが対戦したのは2014年11月が最後だ。

 イングランド代表は2015年ワールドカップのウルグアイ戦から数えて14連勝中で、来年2月4日から始まるシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)で全勝すれば、オールブラックスが持つテストマッチ18連勝の記録を更新することとなる。さらに、6月と11月に予定されている南半球勢とのテストマッチにも勝ち続ければ、マイナー国間でキプロス代表が樹立した世界記録の24連勝に並ぶ。

 なお、イングランド代表主将のHOディラン・ハートリーは、所属するノーサンプトン・セインツの試合(12月9日:レンスター戦)で相手FLショーン・オブライエンの後頭部をスイングした腕で強打し、自身のキャリアで3枚目のレッドカードをもらっていたが、出場停止処分は6週間にとどまり、シックスネーションズは開幕戦から出場可能となっている。