スライマン会長がクルーザー級の上限を200ポンド→190ポンドへと引き下げる案明かす 世界ボクシング評議会(WBC)が新設を発表した「ブリッジャー級」。クルーザー級とヘビー級の間に新たに設けられるが、海外メディアから反発や懐疑的な声も上がっ…

スライマン会長がクルーザー級の上限を200ポンド→190ポンドへと引き下げる案明かす

 世界ボクシング評議会(WBC)が新設を発表した「ブリッジャー級」。クルーザー級とヘビー級の間に新たに設けられるが、海外メディアから反発や懐疑的な声も上がっている。そんな中でWBCのマウリシオ・スライマン会長は、クルーザー級のリミットを現行の200ポンド(90.7キロ以下)から190ポンド(約86.2キロ)に引き下げるプランを明かしている。海外メディアが報じている。

 ベルトの乱立や他団体との調整、ヘビー級の権威低下に繋がるなどと批判的な声が多く上がっているブリッジャー級の新設。そんな中でWBC会長の注目発言を伝えているのは米専門メディア「ボクシングシーン.com」だ。

「WBC会長がクルーザー級の上限を190ポンドにし、選手たちをブリッジャー級で戦わせる」と見出しを打った記事では、スライマン会長が描くプランを伝えている。

 スライマン会長が英専門メディア「プロ・ボクシング・ファン」に語った内容を紹介。「私たちは最終的にクルーザー級の上限を190ポンドにすることを目指している。このアイデアが実行されるのは6か月から1年の間かかるだろう」と長期的なプランで階級を再整備する意向を明かし、「私たちは今、全てのクルーザー級とヘビー級の選手たちと話をしている。12月にはブリッジャー級のランキングを作ることができるだろう」などと現状を説明しているという。

 当初の発表ではブリッジャー級は200ポンド~224ポンド(101.6キロ)となるはずだったが、スライマン会長のプランでは1つ下のクルーザー級のリミットを190ポンドまで下げることで、ブリッジャー級のウエートにより幅を持たせ、新階級を活性化させようとしている。(THE ANSWER編集部)