■サン…
■サンロッカーズ渋谷 vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（＠青山学院記念館）
第1戦：11月14日18時30分 第2戦：11月15日14時5分
ともにここに来て勢いを見せてきたサンロッカーズ渋谷と名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。両チームともにディフェンスからトランジッションの早い攻撃で畳み掛けることが特徴なだけに、戦いぶりが注目される。
SR渋谷はここ数試合、激しい守備から試合の流れを取り戻す場面が再び増えてきた。ベンドラメ礼生や関野剛平が前線からプレッシャーをかけてリズムを生み出し、さらには新加入の206センチ、ジェームズ・マイケル・マカドゥの動き出しも良い。スティールから速攻のフィニッシュまで決める機動力を兼ね備えており、チームの連動したディフェンスに貢献。上位浮上の力になりつつある。
一方、名古屋Dはジェフ・エアーズとジャスティン・バーレルの2人を軸にしたリバウンドから、齋藤拓実や笹山貴哉のガード陣が攻撃のスイッチを入れる。速攻やアーリーオフェンスの起点は、視野の広さをいかした彼らのパスだ。新加入のレオ・ライオンズも徐々に内外角からの得点、アシストで存在感を示しており、ラストピースとしてどんどん期待が高まっている。
今節、名古屋Dはまず相手のディフェンスを突破して落ち着いてゲームに入りたい。昨季は2度対戦したが、いずれも立ち上がりで試合を壊してしまった。齋藤や笹山のボール運びにプレッシャーを強めるだろうが、その場合はライオンズが代わりを担うことも予想される。対するSR渋谷は上背のある関野らが相手ガード陣に圧力をかけるとともに、3ポイントシュートに対して厳しいチェックを徹底できるか。スイッチやローテーションでマークのズレを最小限に留めたい。
文＝大橋裕之
■ロスター
・SR渋谷（ヘッドコーチ：伊佐勉）
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人
・名古屋D（ヘッドコーチ：梶山信吾）
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介
