■アル…

■アルバルク東京 vs 三遠ネオフェニックス(@アリーナ立川立飛)

第1戦:11月14日15時5分 第2戦:11月15日15時5分

 アルバルク東京が今季初の連敗を喫した。新潟アルビレックスBBを迎えた前節の一戦は、前々節2戦目にデビューしたデション・トーマスに加えて竹内譲次も体調不良から復帰し、今季初めて全選手がそろったが、立ち上がりから相手の勢いに圧される展開。ターンオーバーは6個と少なかったがシュートの精度が低く、ディフェンスでは速攻での失点がかさみ、最後まで主導権を握れなかった。勝率で並んでいた川崎ブレイブサンダースの勝利により、順位を一つ下げて東地区5位となっている。

 対するは三遠ネオフェニックス。前節の大阪エヴェッサ戦は、11点ビハインドで迎えた第4クォーターにサーディ・ラベナの連続得点を皮切りに追い上げ、残り14秒にはついに逆転に成功したが、その後を守りきれずに悔しい1点差負けとなった。ラベナが18得点、鈴木達也が9得点10アシストの活躍を見せたが、ネナド・ミリェノヴィッチの故障欠場の影響はやはりあっただろう。京都ハンナリーズも敗れたため、最下位転落は免れている。

 今節の注目はヘッドコーチ。A東京のルカ・パヴィチェヴィッチHCはモンテネグロ出身、三遠のブラニスラフ・ヴィチェンティッチHCはセルビア出身で、2人は古くから交流があり、日本で相まみえることは双方感慨があるに違いない。最優秀HC2度の名将に立ち向かうヴィチェンティッチHCはもちろんのこと、三遠が上向いているとあってパヴィチェヴィッチHCも相当な意気込みで臨むはずだ。

文=吉川哲彦

■ロスター

・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)

デション・トーマス

小島元基

安藤誓哉

ケビン・ジョーンズ

ザック・バランスキー

須田侑太郎

菊地祥平

竹内譲次

平岩玄

田中大貴

津山尚大

アレックス・カーク

小酒部泰暉 ※特別指定

・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)

サーディ・ラベナ

山本柊輔

寺園脩斗

川嶋勇人

北原秀明

太田敦也

ネナド・ミリェノヴィッチ

山本浩太

岡田慎吾

西川貴之

鈴木達也

カイル・ハント

ステヴァン・イェロヴァツ