伊藤園レディスが開幕、渋野は復調の鍵“どっしりパット”に手応え「先週より良い」 女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディスは13日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)にて無観客で開幕した。大会最終日に22歳の誕生日を迎える渋…

伊藤園レディスが開幕、渋野は復調の鍵“どっしりパット”に手応え「先週より良い」

 女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディスは13日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)にて無観客で開幕した。大会最終日に22歳の誕生日を迎える渋野日向子(サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで20位発進。首位のキム・ハヌル(HITE JINRO)に5打差とした。

 渋野は出だしの1番で1メートルにつけてバーディー発進すると、5、6番で連続バーディー。一時は2打差の4位に顔を出したが、後半11番でボギーをたたくと、14番でも1つ落とした。16番は1メートルにつけてバーディーを奪い、2アンダーの20位発進。ラウンド後はこう振り返った。

「スタートホールからバーディー発進でいい流れだったんですけど、前半は集中力を切らさず3バーディー取れたのは良かったと思います。3パットもなかったので、今日はすごい気持ちよく打てたかなと思います。ショットは前半すごい良かったけど、後半、縦距離が合わずに手前のバンカーに2回入れてしまった。後半は距離が合ってないところがかなり多かったので、そういうところは修正していかないといけない」

 今週のキャディーはマネージャーと初タッグ。ツアーでは、他の選手のキャディーを十数試合務めた経験があり、渋野が海外転戦中は通訳も担当した。この日のラウンド中、渋野は「ここを刻みたい」と言うと「I think so too」と返されたという。これに対し、渋野は「『だよね』と言いました(笑)」と珍返答したことを明かした。終盤はゴルフとは離れた話もしながら回れたという。

鬼門の第2日へ「しっかり耐えて伸ばす」

 周囲に構えが小さく見えると指摘されたパットは、「どっしり構える」とスタンス幅を前週より広げるように修正。「パットは先週より良かったと思いますし、どっしり構えるのが良い方向に行ったんじゃないかと思う。それは続けていければ」と手応えを得たようだ。

 今季は6月の開幕戦で予選落ち。海外ツアー転戦を経た2週前の国内復帰戦でも予選落ちを喫した。予選落ちのなかった前週は30位。国内では、優勝した昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来、今季初の予選通過を見据える。

「2日目が今のところ日本では問題なので、2日目しっかり耐えて伸ばすところは伸ばす。集中力を切らさないよう、自分のやるべきことをしっかり考えて18ホール回れたらと思います。自分らしい姿を見せれるように、明日はちゃんと頑張りたいと思います」

 今季初の決勝ラウンド進出を決め、最終日の誕生日をいい形で迎えるつもりだ。(THE ANSWER編集部)