格闘技ファンが待ちに待った歴史的一戦が決まった。11月13日、RIZINの榊原信行CEOにより記者会見が行われ、12月31日に行われる「Yogibo presents RIZIN.26」の概要が発表された。・今すぐ読みたい→無敗の男・那須…
格闘技ファンが待ちに待った歴史的一戦が決まった。
11月13日、RIZINの榊原信行CEOにより記者会見が行われ、12月31日に行われる「Yogibo presents RIZIN.26」の概要が発表された。
会場は昨年の大晦日同様、さいたまスーパーアリーナ。約1万人の観客を迎える。今年の年末で5年となるRIZINの集大成として、過去最高のラインナップ、全15試合を用意する予定だ。
注目のカードは、バンタム級タイトルマッチ堀口恭司vs朝倉海。現バンタム級チャンピオンの朝倉にとって初の防衛戦で、新旧バンタム級王者による一戦だ。
堀口はRIZIN、ベラト—ルの日米2団体のバンダム級王者であった昨年8月の「RIZIN.18」で、ノンタイトルマッチながら朝倉にキャリア初のKO負けを喫している。大晦日の「RIZIN.20」でベルトをかけて再戦予定だったが、堀口が右膝前十字靭帯の断裂、半月板損傷より全治10ヶ月の診断を受けたことによりビッグマッチは消滅。それに伴い、堀口は自ら申し入れ、RIZIN、ベラト—ルの両王座を返上していた。
1年越しに実現したビッグマッチ。
この一戦に対して、Webで中継を結んだ堀口は、「前回はKOで負けたんで、今回はやり返したいなと思っているので、是非見ていてください」と言葉少なに意気込んだ。
一方、会見に同席した朝倉は、「ついにこのカードが決まって僕自身すごい楽しみなんですけど、皆さんも待ち望んでくれていたカードなんで本当嬉しいです。堀口選手は実績もすごいですし、日本の格闘技界を引っ張ってきた選手なんで一筋縄ではいかない相手だと思うんですけど。でも僕は堀口選手が怪我をしている期間、4試合してそしてチャンピオンになって前回戦った時よりさらに強くなっているので、もう一発ぶっ倒してやろうと思っています。この戦いは日本トップの戦いになると思うし、歴史的な試合になると思うので、是非会場で見てください」と語った。
「Yogibo presents RIZIN.26」では他にも、那須川天心、浜崎朱加、浅倉カンナ、皇治、元谷友貴、スダリオ剛、トフィック・ムサエフなど、ビッグマッチからニューカマーのサプライズまで、見応えのある試合をラインナップ予定。RIZINが立ち上がり5年の節目の大晦日に繰り広げられる歴史的な戦いに注目したい。
堀口恭司、朝倉海、一問一答
RIZIN公式YouTubeチャンネルより
――今はどのくらいのコンディション？
堀口「もう試合できるかなというコンディションは作れていますね」
――本格的な練習はいつから？
堀口「夏くらいからですね」
――朝倉選手の4試合は全部見た？
堀口「はい見ました」
――朝倉選手の成長ぶりを脅威に感じましたか？
堀口「すごい成長しているなと思いました。やっぱり強い選手だなと思います」
――今の堀口選手の話を聞いていて、何か感じることはあります？
朝倉「コンディションがバッチリなら嬉しいし、いい試合ができるかなと思います」
――この1年間で4試合こなしていることは自分にとっては絶対的なプラスという考えですよね？
朝倉「プラスですね。経験もだし、本当に強くなっているので、プラスになりました」
――この1年間で堀口選手との差は拡がった？
朝倉「もともと去年の大晦日に戦う予定だったんですけど、その時よりさらに僕の方が有利になったかなと思います」
――堀口選手が日本に帰国する際の隔離体制はどのようになっている？
榊原CEO「日本に帰国してくる際にPCR検査を受け、陰性だったとしても2週間の自宅待機。今回は外国人選手も何人か招聘しますけど、そういう人たちも隔離になります。当然それはルールなので守りますが、海外から戻ってくる堀口や、海外から来る外国人選手は当然そのことも計算して、いつのタイミングで戻ってくるとか、その2週間のコンディショニングとか、いろんなことが課せられることになるので、少し早めに戻って調整してもらえるといいなと思っています」
――その際の練習施設とかはRIZINでフォローする？
榊原CEO「この後、堀口選手やマネージメントと話をして。当然2週間ずっと自宅にいるわけにはいかないので、その中での練習環境をどう整えるか。ひょっとすると恭司のチョイスとしてはどこかホテルの施設で練習環境を準備してとかってことになるかもしれませんし、それはこれから最終調整をしたいと思います」
――1年4ヶ月試合がなかった試合勘だったり、2週間隔離になる不利な条件が重なっているけど、それをどう考えているか？この状況の中であえてダイレクトで試合に臨んだ理由を教えてください
堀口「いつやろうがマイナスだと思っていないので。しかも去年試合1回飛ばして、海君には待ってもらっているので。そんなに待たせるわけにはいかないので、今回試合を決めました。ダイレクトマッチという形になりましたけど、自分はいつでも準備できているので、いつでも大丈夫かなと思っています」
――入国の際の2週間隔離をどうするか考えていますか？
堀口「まだまだ未定ですけど、しっかりと動けるように調整していきたいと思います」
――朝倉さんに質問ですが、向こうは試合勘がかなり離れている、その辺の有利さをどう感じていますか？
朝倉「そこは僕が気にすることではないと思うので、僕はしっかり対策を立てて、自分のやりたいことをやって、しっかり勝ちに行こうかなと思います」
――今回の試合展開、ポイントは？
朝倉「試合になってみないとわからないですけど、打撃戦で終わる可能性もありますし、寝技担ったり、トータルで勝負することになるかもしれないですけど、どういう状況でも勝てるようにしっかり準備していきたいです」
――同じ質問、堀口さんどうですか？
堀口「お互いそうなりますよね（笑）。同じ意見です」
――この試合の後の高め方とか、視野に入れているところがあれば教えてください
朝倉「僕としては海外挑戦じゃないですけど、世界トップになりたいと思っているので、いろんな海外の強豪選手と戦って倒していきたいと思っています」
――それは具体的にベラトールとか、UFCとか？
朝倉「タイミング次第だと思いますけど、どんどん倒していけば自ずとそうなっていくのかなと思います」
――2週間前からこっちに来る場合、セコンドとかも引き連れて来る？単独で来る可能性もある？
堀口「セコンドと一緒に入ろうかなと思っています」
――練習環境とかに不安はない？
堀口「そうですね。不安はないです」
――テレビ放送もあるので、視聴者に大晦日に格闘技を見ることへのメッセージをお願いします
堀口「格闘技って野蛮にみられていますけど、ドラマがある、いいスポーツだと思うので、是非楽しみに見てください」
朝倉「今回は堀口選手との戦いなので、今年を締め括るのにふさわしい激闘になると思うので、絶対に見逃さないで欲しいです」
――最後に堀口選手、ファンの方へメッセージをお願いします
堀口「しっかりと怪我を克服して大晦日勝利するので、楽しみに見ていてください」
◆「11/14(土)堀口恭司 WEBファンミーティング開催」 詳細は堀口恭司公式ホームページにて
https://horiguchikyoji.com/
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
