米専門メディア「タイトルを争うことが予想される」 ボクシングのWBC世界バンタム級王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)に元5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)が指名挑戦者として挑む同級タイトルマッチは12月12日(日本時間13日)に米コネ…

米専門メディア「タイトルを争うことが予想される」

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)に元5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)が指名挑戦者として挑む同級タイトルマッチは12月12日(日本時間13日)に米コネチカット州アンカスビルで開催される予定だったが、ウーバーリがビザの問題でフランスからの渡米が困難に。ドネアは12月19日(同20日)に前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦することが確実となった。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が伝えている。

 井上尚弥(大橋)がWBAスーパーとIBFの2本のベルトを持つバンタム級世界戦線に新展開だ。ウーバーリにビザの問題が発生し、フランスからの渡米が困難な事態となった。そのためドネアの相手には急遽、前IBF王者のロドリゲスがピックアップされたという。

 ベルトをかけた試合とはならないのか。記事によると「ドネアとロドリゲスはWBCバンタム級のタイトルを争うことが予想される」と予測しつつも、「WBCはこの話が浮上した時点で、ドネア対ロドリゲスの試合がタイトル戦になることを認めていない」と現状を説明。「挑戦者決定戦として組まれると仮定した場合、勝者は後日、ウーバーリと戦うだろう」とも付け加えている。

 16日に38歳となるドネアは昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で井上に敗れて以来、1年1か月ぶりの再起戦。ロドリゲスにとっても、昨年5月にWBSS準決勝で井上にプロ初黒星を喫して以来の再起戦となる。

 ラスベガス決戦でジェイソン・マロニー(オーストラリア)を倒した井上はバンタム級での統一戦を希望。ターゲットにはWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)か、ウーバーリ―ドネア戦の勝者を挙げていた。(THE ANSWER編集部)