日本時間15日にタイトルマッチ、対面した両者が火花バチバチ ボクシングのWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)は14日(日本時間15日)に米ラスベガスのMGMグランドで元IBF王者の挑戦者ケル・ブルック(英国)を迎え撃つ。…

日本時間15日にタイトルマッチ、対面した両者が火花バチバチ

 ボクシングのWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)は14日(日本時間15日)に米ラスベガスのMGMグランドで元IBF王者の挑戦者ケル・ブルック(英国)を迎え撃つ。11日(同12日)には両者が対面し、約2分間にもわたるフェイスオフが実現。米興行大手・トップランク社が公式ツイッターで実際の動画を公開した。

 決戦を前に両者が至近距離で火花を散らした。ベルトを肩にかけ、黒で統一した装いのクロフォードと、半袖の白いTシャツのブルックはそれぞれマスク姿で向き合った。数十センチの距離で目線を交錯させる両者。ここからが長かった。

 目線をそらさず微動だにしない両選手。激高するような様子こそなかったが、静かに火花を散らしている。そして1分を過ぎたあたりでクロフォードが一歩近づき、鼻先がくっつきそうな距離。1分半を超えたあたりから2人は会話を始めた。最後は関係者が割って入り、両者を引き離したが異様な光景だった。

 トップランク社は公式SNSで長過ぎるフェイスオフの動画を公開。「さぁ来た。睨み合いを止めることなく、まさにフェイストゥフェイス。最初から最後まで」とつづると、これに米ファンも気持ちを高ぶらせているようで、コメントを書き込んでいる。

「チャンプ(クロフォード)がブルックを倒す」
「クロフォードは過大評価」
「いい試合になるはず」
「クロフォードにとって、初めての本物の対戦相手」
「ブルックよ安らかに眠れ」
「クロフォード準備万端!!」

 4度目の防衛戦を迎えるクロフォード。権威ある米専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で3位につける無敗の男が元王者を相手にどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。期待が高まっているようだ。(THE ANSWER編集部)