日本代表の新たなビッグマッチが決定した。来年6月のアイルランド代表戦に続き、今度はワールドカップ優勝2回の戦績を誇る現世界ランキング3位のオーストラリア代表、“ワラビーズ”だ。両国ラグビー協会が15日に公式発表。来年11月4日に日本国内で…

 日本代表の新たなビッグマッチが決定した。来年6月のアイルランド代表戦に続き、今度はワールドカップ優勝2回の戦績を誇る現世界ランキング3位のオーストラリア代表、“ワラビーズ”だ。両国ラグビー協会が15日に公式発表。来年11月4日に日本国内でテストマッチをおこなう(会場およびキックオフ時間は未定)。

 オーストラリア代表は2009年にブレディスローカップ(対ニュージーランド代表)で来日したが、日本代表戦での来日は初めてとなる。両チームは1987年と2007年のワールドカップを含めて過去4回テストマッチをおこなっているが、日本は一度も勝ったことがない。前回の対戦時(2007年9月:ワールドカップ フランス大会)は3-91と大敗している。

 しかし、ティア2国(中堅国)に分類される現世界ランキング11位の日本代表だが、オーストラリアラグビー協会は侮ってはいない。「2015年ラグビーワールドカップにおけるジャパンの南アフリカ代表戦勝利は伝説的だ。日本ラグビーの飛躍はスーパーラグビーにサンウルブズが参戦したことでも続いている」というコメントをリリースしている。
 また、2015年ワールドカップで準優勝だったワラビーズは2019年大会で王座奪還を狙っており、開催国・日本の秋のコンディション等を確かめるためにも、有益なテストマッチと考えているようだ。

 一方、日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは「ワラビーズのような経験値の高いチームと対戦することは、彼らのその豊富な経験や高い能力から、常にとても大変なことです」とコメント。しかし、2019年に日本で開催されるワールドカップまでに成長するためには、ワラビーズのような世界のトップクラスのチームにチャレンジし続けていくことが必要だ語り、そうすることで日本代表は強くなれると強調する。
「オーストラリア代表戦は、日本代表が始動してから1年が経ち、どれだけ歩むことができたのか、自分たちの立ち位置を知るチャンスとなります。そして、日本のファンにとっては、世界のベストプレーヤーをホームで見ることができる、またとない機会となるでしょう」