プロ16戦目で4階級制覇なら世界最速 ボクシングで日本人初の世界4階級制覇王者を達成したWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(Ambition)と同級1位で元世界3階級制覇王者の田中恒成(畑中)が、12月31日に東京・大田区総合体育館で…

プロ16戦目で4階級制覇なら世界最速

 ボクシングで日本人初の世界4階級制覇王者を達成したWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(Ambition)と同級1位で元世界3階級制覇王者の田中恒成(畑中)が、12月31日に東京・大田区総合体育館で激突する。注目の日本人対決で田中が勝てば日本人2人目の4階級制覇。プロ16戦目で達成すれば世界的レジェンドを超える最速記録となる。

 日本が誇るスピードキングが偉業に挑む。田中は2018年9月に木村翔からWBOフライ級王座を奪取し、ワシル・ロマチェンコに並ぶ世界最速タイ12戦目での3階級制覇を達成。プロ転向後、異例の早さで頂点に駆け上がってきた。

 そんな25歳に主要4団体の一つ、WBOが注目。公式インスタグラムに対戦が発表された両者の画像を公開し、文面にこうつづった。

「彼は紛れもなく、この競技で最もエキサイティングな選手である。そしてこのマッチアップは絶対に盛り上がる。タナカは勝利できれば、4階級制覇王者になる。彼のように数試合でそれを成し遂げた選手は過去いない。ちなみにオスカー・デ・ラ・ホーヤが24試合で4階級制覇王者になったのが現在の記録である」

 なんと16戦目で世界4階級を制した場合、史上初の6階級制覇を達成したオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏(米国)を大幅に上回るという。複数階級制覇だけが強さを示すものではないが、田中は過去に強敵を破ってきた。さらにWBOは「31歳のイオカは10年近く世界レベルで優れている」と井岡にも注目。大晦日決戦は熱くなりそうだ。(THE ANSWER編集部)