3か月ぶりの国内ツアーを終えた心境をSNSに綴る 女子ゴルフの国内ツアー・TOTOジャパンクラシックに出場した横峯さくら(エプソン)がインスタグラムを更新。妊娠7か月でプレーした心境などを長文で綴った。 8月のNEC軽井沢72ゴルフトーナメ…

3か月ぶりの国内ツアーを終えた心境をSNSに綴る

 女子ゴルフの国内ツアー・TOTOジャパンクラシックに出場した横峯さくら(エプソン)がインスタグラムを更新。妊娠7か月でプレーした心境などを長文で綴った。

 8月のNEC軽井沢72ゴルフトーナメント以来、3か月ぶりの国内ツアー出場。結果は5オーバーで76位だったが、3日間プレーをやり抜いた。

 横峯はキャディーを務めた夫の森川陽太郎さんとともにプレーする最中の写真を投稿するとともに、「TOTOジャパンクラシックが終わりました。今回無事にプレーできたのは協会や大会関係者の方々のお陰です。心から感謝申し上げます」とまずは感謝を綴った。

 続けて妊娠中のプレーという決断については「アメリカツアーでお腹が大きくてもプレーしている選手を何人も見て『こんな選択肢もあるんだ!』と私の中で新しい選択肢が芽生えました。もしアメリカツアーでプレーせず、その光景を見ていなかったら子どもが欲しいから『引退』しようと考えていたと思います。子どもかゴルフどちらかを選ばなくてはいけないそう思っていました」と明かしている。

 また「アメリカツアーでプレーしていたある日。朝ホテルでご飯を食べていると隣の席に選手、お父さん、子ども2人が来ました。みんなでご飯を食べて、そのあとツアーが用意してくれている託児所へ子どもを預け、選手とお父さん(キャディー)は試合へ行く。試合が終わったら託児所に迎えに行ってホテルに戻ってくる。そんな日常と触れる機会がありました。すごく幸せそうに厳しいアメリカツアーを戦っている姿に勇気をもらい、いつか私もそんな勇気を後輩の女子プロゴルファーに伝えられたら嬉しいなと思いました」と米ツアーでの経験が大きかったようだ。

女子ゴルファーにも選択肢を「ゴルフが人生の幸せにつながれば嬉しいな」

 同組でプレーし、昨年第1子出産を経験した若林舞衣子の存在にも触れ、「TOTOジャパンクラシックで一緒に回った若林舞衣子ちゃんも出産後復帰して大活躍しています。そういう姿を選手たちが近くで見ることで、きっと人生の選択肢が増えていくのかなと思います」と思いをはせている。

 最後には「きっと3年後、5年後もっと色々な選択肢があると思います。みんなそれぞれ幸せの形は違いますが、幸せに競技に取り組める選択肢が広がることでゴルフが人生の幸せにつながるようになると嬉しいなと思います。皆さんからの応援のメッセージすごく嬉しかったです。ありがとうございました」と結んだ。

 絵文字も含め、669文字の長文投稿で思いの丈を綴った横峯。自らの行動が国内の女子ゴルフ界に何かをもたらすことを信じている。(THE ANSWER編集部)