最終日にベストスコア63マーク、2位まで猛追 米男子ゴルフのヒューストン・オープンは8日(日本時間9日)、最終日が行われ、5打差8位から出た松山英樹(LEXUS)が7バーディー、ノーボギーの63をマーク。猛チャージで首位と2打差の2位タイで…

最終日にベストスコア63マーク、2位まで猛追

 米男子ゴルフのヒューストン・オープンは8日(日本時間9日)、最終日が行われ、5打差8位から出た松山英樹(LEXUS)が7バーディー、ノーボギーの63をマーク。猛チャージで首位と2打差の2位タイで終えた。PGAツアーは終盤の連続バーディー&ガッツポーズのシーンを動画で公開。日米のファンからは「このガッツポーズをマスターズでも見たい!」などと注目が集まっている。

 次週のマスターズへつながる、圧巻の最終日だった。前半で3つ伸ばすと、サンデーバックナインでさらに冴えを見せた。12、13番で連続バーディー。そして勝負所の16番だ。ショットを手前3メートルにつけてバーディー。力強いガッツポーズを繰り出すと、続く17番でも5メートルのパットを完璧なタッチで沈めた。

 再び右拳を握る松山。一時は首位に並んだ。最終日にベストスコアの63をマークした松山にPGAツアーの公式ツイッターが注目。16番、17番のバーディーシーンを動画で公開し、それぞれに「日曜日にチャージ。ヒデキ・マツヤマは6アンダーで、2ホールを残して1打差」「ヒデキ絶好調。17番でさらにバーディー奪取で、首位タイに。彼は今日7アンダー」と記して速報すると、日米のファンからは反響が集まっていた。

「良いゴルフだ」
「アーガスタでも好調維持してくれオニイサン! マスターズは松山に賭ける!」
「ヒデキは近年最高の状態で来週のマスターズに挑む。自信に満ち溢れている。時が来た」
「このガッツポーズをマスターズでも見たい!」
「今週のマスターズが楽しみ」
「優勝してもおかしくないプレーだった」

米専門誌も注目「ヒデキも優勝候補となりそうだ」

 また最終日のベストスコアを受けて米記者もマスターズの注目選手に名を挙げている。

 米衛星ラジオ「シリウスXM」のラジオ番組「PGAツアー・ラジオ」で司会を務めるジェイソン・ソベル記者は「マスターズへ少し勢いをもって臨む選手を探しているなら…ヒデキ・マツヤマ、フランチェスコ・モリナーリ、ダスティン・ジョンソン。コーリー・コナー、タイレル・ハットン。今日の最終日にストロークスゲインド・ティートゥグリーンでそれぞれトップ10に入った」と他の選手と並べるようにして紹介している。

 米専門誌「ゴルフダイジェスト」も「DJ(ダスティン・ジョンソン)とブルックス(・ケプカ)が2020年のマスターズであなたを興奮させるに十分なように見えるとともに、ヒデキ・マツヤマとジェイソン・デイも優勝候補となりそうだ」と優勝候補の1人として脚光を浴びせている。

 11日(日本時間12日)からはマスターズが始まる。秋のオーガスタへ向けて上昇気流に乗ったことは間違いない。(THE ANSWER編集部)