プレミアリーグ第8節、マンチェスター・シティvsリバプールが8日にエティハド・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わっ…

プレミアリーグ第8節、マンチェスター・シティvsリバプールが8日にエティハド・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。なお、リバプールのFW南野拓実はベンチ外となった。

 

1試合未消化ながらここまで10位に甘んじているシティだが、直近の公式戦3試合では3戦連続完封勝利中。直近のチャンピオンズリーグ(CL)・オリンピアコス戦(3-0)ではガブリエウ・ジェズスが戦列復帰を果たすなど、良い形で今回のビッグマッチを迎えることになった。オリンピアコス戦からは先発5人を変更。ウォーカーを除く最終ラインの主力が復帰し、フォーデン、マフレズに代わってギュンドアン、ジェズスが起用された。

 

対する首位のリバプールは目下公式戦5連勝と、本来のパフォーマンスを取り戻しつつある。直近のCLアタランタ戦では絶好調ジョタのハットトリックを含め、マネ、サラーの3トップ揃い踏みの圧勝(5-0)で、こちらも良い形で敵地に乗り込んできた。アタランタ戦からは先発2人を入れ替え、リース・ウィリアムズに代わって負傷明けのマティプ、カーティス・ジョーンズ代わってフィルミノを復帰させ、サラーを最前線に2列目に右からジョタ、フィルミノ、マネを置く[4-2-3-1]の布陣で臨んだ。

 

優勝候補本命同士の直接対決初戦はスタメンから強気な姿勢を打ち出したアウェイチームが立ち上がりから主導権を握る。守備時[4-4-2]の形でセンターバックのアンカーのロドリのビルドアップに制限をかけつつ、攻撃では背後へのシンプルな浮き球とフィルミノを起点に流動な動き出しでフリーの選手を作りながら、ショートパスで局面を打開。

 

相手を良い形で揺さぶりをかけ続けると、早くもその効果が発揮される。13分、左サイドのボックス付近でロバートソンから足元にパスを受けたマネが一瞬のスピードでボックス内に侵入すると、後手の対応となったDFウォーカーに倒されてPKを獲得。これをキッカーのサラーが冷静に決めて敵地で先制に成功した。

 

ホームで先手を奪われたシティは以降も思うようにボールを前に運べない中、ギュンドアンをより深い位置に落とし、デ・ブライネをトップ下に近い立ち位置に移して作りの部分をより意識した戦い方にマイナーチェンジ。すると、時間の経過と共にリバプールの圧力の低下、シティの立ち位置の妙が重なり、徐々にスムーズなボール出しが可能となる。

 

25分にはデ・ブライネが高い位置でのボール奪取から鋭いクロスを入れると、これをファーで受けたスターリングがシュートに持ち込むが、ここはややフィニッシュにもたついてしまいGKアリソンとDFマティプにうまく対応される。それでも、31分にはハーフウェイライン付近での細かいパス交換からロドリが右サイドで浮いたウォーカーに一気に展開。ボックス手前のデ・ブライネに横パスが繋がり、ゴール前のジェズスにラストパスが出ると、右足ヒールを使ったファーストタッチでうまく前を向いたブラジル代表FWが鋭い左足のシュートを流し込んだ。

 

1-1のイーブンに戻った試合はここから一進一退の攻防となるが、追いついたシティに逆転のチャンスが訪れる。39分、右サイドでのカウンターからデ・ブライネが入れたクロスがボックス内のDFジョー・ゴメスの腕に当たる。主審によるオンフィールドレビューの結果、このプレーでPKが与えられる。だが、キッカーのデ・ブライネが左を狙って蹴ったボールは枠の左に外れてしまい、痛恨の決定機逸となった。

 

デ・ブライネのPK失敗により、1-1のまま折り返した試合は、後半開始直後こそ両守護神に仕事の場面が訪れたが、以降はややクローズな展開に落ち着く。それでも、55分には左サイドで高い位置を取ったカンセロとジェズスの阿吽の呼吸からゴール前に抜け出してのヘディングという決定機が訪れるが、このシュートは枠の左に外れる。

 

選手交代で流れに変化を加えたい両チームのベンチは60分を過ぎて動く。シティはフェラン・トーレスに代えて、より多彩な仕事ができるベルナルド・シウバを同じ右ウイングの位置に投入。対するリバプールはフィルミノに代えてより決定的な仕事ができるシャキリ、さらにアレクサンダー=アーノルドの筋肉系のトラブルを受けてミルナーをピッチに送り出した。

 

この選手交代が劇的な変化をもたらすことはなかったが、試合の流れ自体はホームのシティに傾いていく。相手のプレッシャーにアジャストしたことで安定したポゼッション、その副産物として守備時の立ち位置も整理されたことで、相手得意のスピーディーな攻撃を許す場面はほぼなくなる。ただ、攻撃の最後の局面では集中したアウェイチームの守備をあと一歩でこじ開けられない。

 

その後、試合最終盤を迎えて勝ち点3を目指す白熱の攻防が期待されたが、互いに引き分けやむなしとの判断か、攻守のバランスを保ったままの睨み合いが続き、試合は1-1でタイムアップ。

 

デ・ブライネのPK失敗が響きホームで勝ち点3を取り損ねたシティは今季初のリーグ連勝を逃すことに。一方、リバプールは公式戦連勝が5試合でストップし、3位転落となったが敵地で最低限の結果を持ち帰ることになった。