明治安田生命J2リーグ第32節の10試合が8日に各地で行われた。 デンカビッグスワンスタジアムでは、5位・アルビレックス…

明治安田生命J2リーグ第32節の10試合が8日に各地で行われた。

デンカビッグスワンスタジアムでは、5位・アルビレックス新潟と4位・ギラヴァンツ北九州の上位対決が開催。立ち上がりから球際で激しいバトルの応酬となる中、39分に新潟にアクシデント。26分にミドルシュートで北九州ゴールを脅かした福田が負傷し、ロメロ・フランクがスクランブル投入された。

ゴールレスで迎えた後半、徐々に流れを引き寄せる新潟は55分にチャンス。敵陣中央でパスカットした島田が堀米にボールを預けて敵陣左サイド深くでリターンを受ける。そこからファーサイドへクロスを入れると、田上がさらにマイナスへ。最後は高木が右足でシュートを放ったが、GK永井に阻まれた。さらに、61分には再び高木がミドルシュートで強襲もGK永井が好守を見せた。

攻め立てる新潟は69分に先制に成功。敵陣左サイド深くでスローインを受けたロメロ・フランクが粘り強いプレーからゴールラインを沿ってボックス内へ。山なりのクロスを鄭大世がヘディングで合わせると、GK永井が弾いたところをロメロ・フランクが横パスでつなげて大本がゴール。大本の加入後初弾でようやく試合を動かした新潟は、85分に本間がネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定に。北九州は終盤にかけて押し込む時間を作ったが、ゴールに結びつけることができずホームの新潟が1-0で勝利。北九州と順位を入れ替え4位へ浮上した。

6位のヴァンフォーレ甲府は、NACK5スタジアム大宮で15位の大宮アルディージャと対戦。甲府は34分にCKの流れから野澤がクロスを入れると、これに飛び込んだドゥドゥが頭でネットへ突き刺し先制する。追い掛ける大宮は58分、黒川のスルーパスをボックス左で受けた菊地が押し込んだ。

この勢いで勝ち越したい大宮だったが、64分に交錯したドゥドゥに対して山越が頭突きを見舞い一発退場に。さらに、70分には自陣でのミスからボックス内でファールを犯してPKを献上。それでも、泉澤のPKをGK笠原が止めて見せた。

両チームともに決定機を活かせないまま迎えた後半アディショナルタイム、甲府が劇的な勝ち越し弾を決める。左サイドの泉澤のクロスを金園が胸で落としたところを内田が蹴り込み、2-1でアウェイの甲府が勝利して5位へ順位を上げた。

そのほか、2位のアビスパ福岡は、19位の松本山雅FCに0-1で敗戦し足踏み。3位に位置するV・ファーレン長崎は、20位のザスパクサツ群馬に2-1の逆転勝利を収めて、福岡との差を2ポイントに縮めた。

◆明治安田生命J2リーグ第32節

11/8(日)

栃木SC 1-0 京都サンガF.C.

大宮アルディージャ 1-2 ヴァンフォーレ甲府

ジェフユナイテッド千葉 1-5 モンテディオ山形

アルビレックス新潟 1-0 ギラヴァンツ北九州

ツエーゲン金沢 2-4 水戸ホーリーホック

ジュビロ磐田 1-1 愛媛FC

ファジアーノ岡山 1-0 FC町田ゼルビア

アビスパ福岡 0-1 松本山雅FC

FC琉球 1-0 レノファ山口FC

ザスパクサツ群馬 1-2 V・ファーレン長崎

11/7(土)

東京ヴェルディ 1-2 徳島ヴォルティス