28日復帰戦のタイソン、キャスターの第2戦提案を歓迎 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は、28日(日本時間29日)に元4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに臨む。決戦まで3週…

28日復帰戦のタイソン、キャスターの第2戦提案を歓迎

 ボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏は、28日(日本時間29日)に元4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(ともに米国)とのエキシビションマッチに臨む。決戦まで3週間となる中、総合格闘技専門ニュースサイト「MMAファイティング」は早くも復帰第2戦に注目。“因縁”の相手の名前を挙げると、タイソンは54歳になっても戦う理由を話している。

 同サイトは「マイク・タイソンはイベンダー・ホリフィールドとの第3戦を熱望『もし人々が望むのなら』」の見出しで記事を掲載。こう説明した。

「11月2日、アメフト中継番組『マンデー・ナイト・フットボール』のハーフタイムの時間にタイソンが登場。キャスターのジム・グレイ氏からイベンダー・ホリフィールド氏との第3戦を提案され、前向きな反応を見せた」

 58歳のホリフィールド(米国)もヘビー級で一時代を築いた元世界王者。タイソンは現役時代の1996年に初対戦し、11回TKOで敗戦。翌年にはダイレクトリマッチを行ったが、タイソンが伝説の耳噛み事件を起こし、3回終了時点で失格負けとなった。そんな両雄の激突を望む投げかけに、タイソンはこう答えたという。

「人々が望めば、そして実現可能ならば、俺たちはいつでもやれる。是非やりたいね」

タイソンが戦う理由「古いという言葉は新しい時間が始まったというだけ」

 まずはジョーンズJr.との復帰戦を終えてみないことにはわからないが、ファンが望めば歓迎する姿勢を示したようだ。記事によると、本格的な現役復帰の可能性についても質問されたが、今のところ考えていないと語ったという。しかし、同サイトは「この提案に興味をそそられた可能性がある」とホリフィールド戦実現を期待しているようだ。

 エキシビションながら、54歳にしてリング復帰を果たそうとしている伝説の王者。SNSではド迫力のミット打ち動画が話題を呼んでいるが、記事では「タイソンは11月28日にフォーカスしている」と記した上で、タイソンが戦う理由について語った内容をこう掲載している。

「『老人』そんな言葉に意味はない。『古い』という言葉は新しい時間が始まったというだけだ。戦いの神々が言うんだ。『もっと頑張るべきだ』と。俺はもっとできるということを証明するためにボクシングをやるんだ。だから戦う」

 どこまで魅了してくれるのか。世界のファンが注目している。(THE ANSWER編集部)