「誹謗中傷はどこでもあるもの」　ザギトワが振り返ったネットとの“付き合い方”とは

ザギトワが母国放送局の番組出演

　フィギュアスケートの平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ（ロシア）が、ネットの批判について持論を述べた。母国の放送局「マッチTV」が記事を掲載している。

　同局が投票を募集した「最も人気のある女子アスリート」で、ザギトワは1位に輝いた。同局の番組に出演し、受賞の喜びを語った平昌五輪女王は司会者とのやり取りの中で過去に受けた批判について語っている。

「ネットで誹謗中傷ばかりする人たちとは、大体においてうまく接しています。以前は彼らにとても注意を払い、気を遣いましたが、今は、それはどこでもあるものだと理解しています。それはさらに高いところへ行くためのモチベーションのようなものです」

　これまでもネットの批判について持論を述べてきた。過去には、金メダルを獲得した平昌五輪のフリープログラムについても議論の的に。15歳だった当時は悩んでいたことなど母国メディアに明かしたことがあるが、今では気持ちのコントロールをうまくできるようになったようだ。

寒い中でも出待ちするファンへ「写真を撮ってほしいと頼まれると…」

　昨年末に一時的な休養を明かしていたが、今では本格的に練習をしていると報じられた。最近ではキャスターに挑戦するなど、根強いファンも多い。しかし、コロナ禍のファン対応に複雑な思いを抱えているという。

「ファンの人たちは一緒に写真を撮るために私が練習するリンクに来てくれるのですが、今は新型コロナウイルスの影響で多くの人が中に入れず外に立っていて、私は彼らをとても気の毒に思います。今はやっぱり寒いですから。私は彼らに写真を一緒に撮ってほしいと頼まれるととてもうれしいです」

　熱心なファンの存在に感謝した。同局が行った「最も人気のある女子アスリート」では自身が33.86％だったほか、マリア・シャラポワが23.27％で2位、エフゲニア・メドベージェワが21.31％で3位。番組では「私に投票してくれた人々にも感謝します、なぜなら、どれだけの人々が私のことを応援してくれているか、そして気にかけてくれているかを知っているからです。それは私にとってとても大事なことです」と喜びと感謝を語った。（THE ANSWER編集部）