秋のGIシリーズの谷間となる今週、関西ではGIチャンピオンズC(12月6日/中京・ダート1800m)の前哨戦となるGI…
秋のGIシリーズの谷間となる今週、関西ではGIチャンピオンズC(12月6日/中京・ダート1800m)の前哨戦となるGIIIみやこS(11月8日/阪神・ダート1800m)が行なわれる。
2010年に新設されて、過去9回行なわれてきた同レース(※2018年は地方交流重賞のJBC競走開催のため休止)。今年は京都競馬場の改修工事により、阪神競馬場での開催となる。
その分、コース形態に多少の差はあるが、レースの施行時期や距離も変わらないため、馬券検討においては、過去の結果を参考にしていきたい。
大まかな傾向を見てみると、当初は比較的堅い決着に収まっていたが、徐々に波乱ムードが強まっている印象がある。現に2014年以降、1番人気が馬券圏内(3着以内)に入ったのは、たったの1度だけ。7番人気以上の伏兵が毎年馬券に絡んで、3連単では好配当が続出している。
特に昨年は、7番人気のヴェンジェンスが勝利し、10番人気のキングズガードが2着、6番人気のウェスタールンドが3着に入って、3連単は47万3050円という高配当となった。
こうした状況からして、今年も穴狙いに徹してみてはどうか。そこで、過去9回の結果を検証し、今回のレースで激走しそうな穴馬を探し出してみたい。
まず注視したいのは、近走で比較的安定した結果を残しながら、人気薄だった馬である。実はそうした馬の台頭が過去に見られるのだ。
いい例となるのは、2014年に9番人気で2着に入ったランウェイワルツや、先にも触れた昨年の勝ち馬ヴェンジェンスである。前者は、6走前にオープン特別を勝って以降、地方交流GIIで2着、地方交流GIで5着、GIIIレパードS(新潟・ダート1800)で3着、そしてオープン特別で連続2着という結果を残していた。
後者も、同年春のオープン特別で連勝を飾ったあと、GIIIプロキオンS(中京・ダート1400m)で3着、オープン特別で2着と好走を繰り返していた。ともに、成績的には有力視されてもおかしくない存在だったが、重賞実績豊富な面々の陰に隠れてか、人気の盲点になったと言える。

みやこSでの一発が期待されるクリンチャー
今回もこれらに似た馬がいる。クリンチャー(牡6歳)である。
年明けからダート路線に転向。以来、オープン特別や重賞で常に上位争いを演じている。前走のオープン特別・太秦S(10月17日/京都・ダート1800m)こそ1番人気に推されて4着に敗れたが、勝ち馬とはコンマ4秒差。およそ3カ月の休み明けだったことを思えば、悪くない結果である。
ただし今回は、同レースを勝ったベストタッチダウン(牡4歳)や、重賞で結果を出してきた馬たちに人気を譲って、人気上位を争うことはなさそう。つまり、人気の盲点となる実力馬である。過去の例からして、一発あってもおかしくない。
続いて着目したいのは、近走では掲示板(5着以内)に載ったり、載らなかったりといったレースを繰り返していた重賞馬だ。というのも、その不安定なレースぶりから人気を落しながら、ここで巻き返しを図った馬が過去に何頭かいたからだ。
いい例となるのは、2015年に6番人気で2着となったカゼノコ、2016年に7番人気3着に入ったロワジャルダン、2019年に10番人気で2着と好走したキングズカードらである。
どの馬も重賞勝ち(地方交流も含む)がありながら、直近のレースでは善戦しても勝ち切れず、大敗するレースさえあった。おかげで、評価はガタ落ちも、さすがは重賞馬である。直前の調整がうまくいたのか、あるいは展開がハマッたのか、みやこSでは地力を発揮して大駆けを果たした。
これらと同じようなタイプは今年もいた。スワーヴアラミス(牡5歳)、ナムラカメタロー(牡4歳)、ワイドファラオ(牡4歳)である。
スワーヴアラミスはGIIIマーチS(3月31日/中山・ダート1800m)を、ナムラカメタローは地方交流GIIIの佐賀記念(2月11日/佐賀・ダート2000m)を勝っていて、ワイドファラオは地方交流GIかしわ記念(5月5日/船橋・ダート1600m)など、ダート重賞を2勝している。
いずれも今年、重賞を勝っているが、その後は掲示板止まり。そのため、ここでは伏兵扱いにとどまりそうだが、過去の例を鑑みれば、侮れない存在となる。
なかでも、ここで推したいのは、スワーヴアラミスだ。この馬だけ、今年の開催コースである阪神での経験があるからだ。しかも、同コース(ダート)では5戦1勝、2着3回、3着1回と好相性。大駆けの匂いがプンプンする。
次週からは年末まで7週連続のGI開催となる。そこへ向けての資金を調達するためにも、みやこSでオイシイ馬券をゲットしたいところ。もしかすると、ここに挙げた馬たちがその手助けをしてくれるかもしれない。