リールに所属するトルコ代表MFユスフ・ヤズジュ(23)がヨーロッパで史上初となる偉大な記録を達成した。 5日にヨーロッパリーグ(EL)グループH第3節でミランとアウェイで対戦したリール。相手はFWズラタン・イブラヒモビッチ擁するセリエA首位…

リールに所属するトルコ代表MFユスフ・ヤズジュ(23)がヨーロッパで史上初となる偉大な記録を達成した。

5日にヨーロッパリーグ(EL)グループH第3節でミランとアウェイで対戦したリール。相手はFWズラタン・イブラヒモビッチ擁するセリエA首位の強豪だが、22分にヤズジュが自ら得たPKを決めて先制に成功すると、55分にボックス手前から放ったシュートを相手GKジャンルイジ・ドンナルンマが後逸し2点目。さらに58分にはカウンターから3点目が決まりハットトリックを達成した。

グループ大本命のミランを下し首位に導いたヤズジュは、第1節のスパルタ・プラハ戦でもハットトリックを決めており、同一シーズンにおいてアウェイ戦2試合連続でハットトリックを記録したのは、UEFA管轄の国際大会では史上初めてのことなのだという。

トップ下を主戦場とするヤズジュは、ゴールに絡むことはあれど、直接関与することはあまりなかった選手。加入1年目の昨季はリーグ・アン18試合の出場で1ゴール4アシストで、先日のスパルタ・プラハ戦のハットトリックがキャリア初めてだった。

なお、ミラン相手にサン・シーロでハットトリックを達成したのは、2000年10月に当時バルセロナに所属していたリバウド氏以来の快挙。ミランはこの試合で3月から続く公式戦23試合無敗に終止符が打たれ、ヤズジュにとってはいろんな意味で記録破りの試合となった。