TOTOジャパンクラシック初日、渋野日向子はパット復調に自虐「珍しい光景」 女子ゴルフの国内ツアー・TOTOジャパンクラシックが6日、茨城・太平洋C美野里C(6554ヤード、パー72)で開幕した。前週から国内ツアー復帰した渋野日向子(サント…

TOTOジャパンクラシック初日、渋野日向子はパット復調に自虐「珍しい光景」

 女子ゴルフの国内ツアー・TOTOジャパンクラシックが6日、茨城・太平洋C美野里C(6554ヤード、パー72)で開幕した。前週から国内ツアー復帰した渋野日向子(サントリー)は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回って1アンダー。首位と6打差の38位で初日を終えた。ラウンド後はオンライン会見で取材に応じ、今季国内5ラウンド目で初のアンダーパーとなった内容を振り返った。

 この日は原英莉花、畑岡奈紗と“黄金世代”3人で同組。スタートの1番で約1メートル半のバーディーパットを決めたが、4番でダブルボギーを叩くなど前半を1オーバーで折り返す。後半は11、12番で連続バーディーを奪って盛り返し、その後はパープレーだった。

 今季の国内ツアー3戦目、計5ラウンド目にして初のアンダーパー。ホールアウト後に臨んだオンライン会見では「久しぶりにやっとアンダーが出せた。日本では今年たぶん初めてですね。やっとだなと思う。(アンダーを決める18番の)最後のパットもちょっとしびれましたね」と安堵の表情を見せた。

 今大会は日本ツアー通算16勝のテレサ・ルーらを担いだベテランの古賀雄二キャディーと初タッグを組む。2日には都内の施設で、前週苦しんだパッティングのストロークを分析。好調時の打ち方「イン・トゥ・イン」への改善を図った。

「先週がマイナス100と言えるくらいのパットだとしたら、今日は0点くらいまで戻ったかなと。5メートルくらいのパットが入ってくれていたので、今年に入ってからはなかなか珍しい光景だなと思いました」

 パットの復調を自虐的に振り返った21歳。パットの改善には手ごたえをつかんだものの「要所要所で後悔しちゃうミスは多かった」と反省も語った。10月途中まで欧米を転戦し、先週に続いて今大会が国内復帰2戦目。「パー5の取りたいところで取れなかったので、しっかり取ることと、外したとしても自分が納得できるパットをしたい。今日のスコアよりいいスコアで回れるように頑張りたい」と先を見据えた。(THE ANSWER編集部)