嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛 『ファン魂』連載 第1回 内田真礼(福岡ソフトバンクホークス)芸能人など著名な方々が、自…

嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛 『ファン魂』
連載 第1回 内田真礼(福岡ソフトバンクホークス)

芸能人など著名な方々が、自身が好きなプロ野球球団やサッカークラブなどについての"愛"を語る新連載『ファン魂(たま)』。

第1回は、声優界で絶大な人気を誇り、福岡ソフトバンクホークス好きとして知られている内田真礼(まあや)さんが登場。ホークスのことはもちろん、仕事やプライベートについても話を聞いた。



福岡ソフトバンクホークスについて語った内田真礼さん

ーー まず、声優になろうと思ったきっかけを教えてください。

「めちゃめちゃゲームが好きだったんです。学生の頃はゲームばかりやっていました。ゲームのキャラクターたちにいろんな影響を受けて、カッコよくなりたい、素敵な女性になりたいという思いがあったので、自分がそういう影響を与えられるようなお仕事がしたいと思っていました。

 中学の時に演劇部だったこともあり、声を当てるのはもしかしたら向いているんじゃないかなという思いもあって声優の道を選びました」

ーー 夢をかなえて、声優のお仕事をされています。

「始めてから10年ぐらいになるんですけど、面白いお仕事だなと思っています。新しい目標や新しいキャラにどんどん出会えて、終わりがないんですよね。

 それに、すごく大きな意味で言うと社会貢献ではないですけど、例えば、子ども向けのアニメの仕事をさせていただいた時に、こんなにたくさんの人に届いているんだと思ったり。

 誰かが笑顔になってくれたらうれしいという気持ちで仕事をしているので、そこが向いているのかなと感じています」

ーー ご自身の声を生かして歌手活動もされています。

「もう6年目に入ったんですけど、声優をやっているからこそやらせていただけている仕事だと思っています。最初は、自分の歌をどうやって届けたらいいんだろうと思っていました。けど、ここ数年、武道館でライブをやらせていただいた時(2019年1月)ぐらいからは自信も出てきて、自分のもう一つの軸になった気がしています。

 私は声優と歌、2本あることで自分ができているというか。声優のお仕事は基本的には裏方業なんですよ。スタジオにこもって、1〜2時間とずっと台本に向かっている。すっぴんの日もあれば、ジーンズにTシャツの日もある。

 そんな私が大きなステージで何万人ものお客さんの前で歌うことって、日常的には乖離したことではあるんです。でも、それがあることで自分に自信が持てたり、自分の良さを知ることができたりというのがあって。歌の活動には感謝していて、ないと困るものになりました」

ーー 休日はどのように過ごしているんですか。

「自分で運転してドライブによく行きます。なぜだか移動するのが好きなんです。千葉のほうに行く、埼玉に行く、神奈川に行く、時にはもっと遠くまで足を延ばしたり。

 東京生まれで山や海が周りになかったので、そこに行くだけで"違う場所に来た"みたいな。その新鮮さを求めてコンクリートジャングルから抜け出しています。

 あとは、1日中美容や身体のためにスケジュールを組むとか。何もしないで家にいる休日はここ何年もないですね」


ーー

 いよいよ野球の話を聞かせてください。ホークスファンになったのはいつからですか。

「ダイエーホークスの時から試合は見ていました。もともと家族が野球を見る家で祖父が巨人ファン。家では巨人戦がずっと流れていました。

 あの頃、高橋由伸さんや二岡智宏さんとかが活躍されている姿を見ていましたね。その後、私が中学生くらいの時に何で見たかは覚えていないんですけど、ホークスで活躍されていた新垣渚さん(現・球団職員)を見て、ファンになったんです。

 最初はホークスが大好きというよりかは、新垣さんが好きという感じでした。ただ、好きになったんだけど、自分が声優を目指し始めてからはそちらに集中していたので、野球からは少し離れていた時期もあったんです。

 でも、周りに野球好きな人が多かったし、声優になってから2016年の夏に仕事で福岡に行く機会があったんです。その時にドームで初めてホークス戦を見て、こんなに面白いんだって思ってから改めてハマりました。

 それから『パ・リーグTV』に入り、毎日ホークスの試合をチェックし、気づけば箱推しになって。休みの日には福岡に行ったり、他の球場にも足を運んで応援しています」

ーー なぜ新垣選手だったんでしょう。

「なんかツボに入ったんですよ。すごいスピードボールを投げていたし、投球が力強かったけど、コントロールはあまり良くなかったじゃないですか。暴投もあったりして。

 でも、そういうところがお茶目と言ったらおかしいですけど、完璧じゃなくて少しツッコみどころがあって。当時、『なんくる渚!!』 っていうブログもやられていて、そういう親しみやすさに惹かれました」

ーー その新垣さんは、2018年の9月8日に内田さんがヤフオクドームでセレモニアルピッチに登場した時に捕手を務めていましたね。

「セレモニアルピッチのことを初めて聞いた時は、"私でいいんですか?"という思いもあったんです。福岡にはワクワクして行ったのを覚えています。タカガールとしては本当にうれしい体験でした。新垣さんが捕手を務めてくださり、現役時代と同じ背番号18のユニフォームも着させていただいて、今でも家に飾っています。

 事前の練習では、新垣さんと東浜巨投手に投げ方を教えていただきました。ブルペンでは投球練習も見学させてもらったんですよ。ただ、本番が確かツーバンかスリーバンしたかと思うんですけど、それが悔しかったですね。

 私、東京で練習していたんです。神宮のバッティングーセンターで。でも、普段全く肩の筋肉を使っていない人が、無茶したら、あまりよくないじゃないですか。じつは福岡に出発する前にちょっと炎症を起こしちゃって、当日には少し痛みがあったんです。だから練習で20球ぐらい投げただけで肩が熱くなってきちゃって。本番では頑張ったんですけど、ノーバンは難しかったですね」

ーー 内田さんと言えば、福田秀平選手(現・千葉ロッテマリーンズ)との有名なエピソードもあります。

「あれですね(笑)。私がTOKYO MXのお仕事で甲斐拓也選手のインタビューをしている時に、福田選手が画面に映り込んじゃって、私と甲斐さんのほうを見ながら歩いていたら防球ネットにぶつかっちゃった"事件"ですよね。

 あれ、後ろで起こった出来事だったので、私は見えなかったんですけど、周りのスタッフさんは"映るからダメダメ"ってジェスチャーをしていたんです。そしたら、ダーンってぶつかっちゃって」


ーー

 福田選手から「きれいな人が甲斐選手のインタビューをしているから目を奪われた」というようなコメントもありました。そのシーンはテレビ番組の『プロ野球 珍プレー好プレー大賞』でも取り上げられたんですよね。

「テレビの放送後にすごい反響があったんですよ。今でもいろんな人からその話をされます。あの出来事をきっかけに福田さんとも対談させていただきました。今はロッテに移籍されてしまったので、ちょっと寂しいですね」

ーー 現在の推しは、松田宣浩選手なんですよね。

「松田さんは構える姿から好きなんですけど、一番好きなのは元気があるキャラクターです。"熱男!"のパフォーマンスもそうだし、サードから駆け寄ってピッチャーに声をかけるところや、ベンチでチームを盛り上げる姿とか。

 ホークスを好きになった時に、チームカラーって何だろうと思うと、やっぱり元気なところやベンチが明るいところだと思ったんですよね。それって誰が中心になっているのかなと思ったら、松田さんですし。私が好きになったホークスはそこが大きいですね」

ーー ホークスはリーグ優勝しましたが、まだクライマックシリーズがあります。

「今年はまだ球場に行けていないので、進出が決まった訳ではないですが、日本シリーズに出場している間までに、福岡に一回は応援に行きたいと思っています」

ーー 球場ではいつもどんな感じで見ているんですか。

「ホームだったら内野席が多いです。一塁側でわりと落ち着いて見ていますね。ホームランやタイムリーが出れば"キャーッ"ってなりますけど(笑)。

 アウェーの時は、外野席に行きます。内野だと当然ホークスファンの人数は少なくなるじゃないですか。でも外野席に行くと周りに仲間がいるのでうれしくなります。

 応援時のユニフォームにもこだわりを持っています。ホームの時は白か、その時のイベントに合わせたものを着て。ビジターの時は黒を着るようにしています」

ーー これまで球場で見た中で、印象深い試合を教えてください。

「ヤフオクドームで見た楽天戦です。和田毅投手と則本昂大投手が先発した試合でした。3年前の夏(9月3日)だったかな。それが投手戦で、とにかくハラハラドキドキする展開だったんです。最後、デスパイネ選手のタイムリーでサヨナラ勝ちでした。

 その時は、まず和田さんが先発している試合が見たくてしょうがなかったんです。そのピッチングを見られただけでも感動でした。すごい投手戦を見せてくれた則本選手もその時にファンになりました。

 もうひとつあって、それも楽天戦です。初めて仙台の球場に行って、内野チケットを買って、天気も良くて、最初はノリノリでずんだシェークを飲みながらお母さんと2人で観戦してたんです。

 でも、残念ながら負け試合だったんですよね。それでつらくなってきて、何を血迷ったのか途中で外野席のチケットも買ったんです。それから席を移動して、のほほんとしながら観戦しました。

 今思うと意味がわからないですけど、ちょっとでも楽しいことをしたいと思ったんでしょうね(笑)」

ーー ホークスグッズはどれぐらい持っていますか。

「いっぱいありますよ。ホームに行くとつい爆買いしちゃいます。イベントの日に行っても、やっぱりたくさん買ってマネージャーさんにも持っていてもらうぐらい。女性マネージャーさんと行った時は、"私、全然わからないです"と言うので、ユニフォームを買ってあげて一緒に応援しました。"これ着てね"って(笑)」



内田さんのファングッズの一部。ユニフォームのサインは松田宣浩選手(右)、福田秀平選手(左上)、岩嵜翔選手(左下)

ーー これからのホークスに期待することは何でしょう。

「リーグ優勝はできたので、もちろん日本一です。ちょっぴり欲を言わせていただければ、セレモニアルピッチは2回やらせていただいたので、始球式もやらせていただきたいですね。

 あとは、選手の皆さんは普段から気をつけていらっしゃるとは思うんですけど、ケガが多いチームなので、なるべく減らしてほしいというのもあります」

ーー 最後に、ご自身にとってホークスとはどんな存在ですか。

「ホークスには緑のカラーを背負った応援団もいるんですよ。彼らが旗を振って応援しているのを見た時に、私自身にも応援してくれる方がたくさんいて、自分もそういう人たちに助けられているなと思ったんです。

 ベストを尽くしてチームのために頑張っている選手たちを見ていると、野球を見ているんですけど、自分に重ね合わせて見てしまうところがあるんです。なので、選手の皆さんが活躍している姿を見ると、ものすごく元気をもらえるんですよね。

 私のあらゆる活力の源になっている存在なので、選手の皆さんが試合に出て野球をしている姿がグラウンドにあるという事実だけで私は毎日幸せです。

 私にとってホークスは...太陽的な部分はありますね。なので、シーズンオフになると試合が見られなくて元気がなくなっちゃうんです(笑)」

Profile
内田真礼(うちだ・まあや)
12月27日生まれ。東京都出身。A型。
趣味:ゲーム、音楽鑑賞、写真を撮ること撮られること。
内田さんのTwitterはこちら>> Instagramはこちら>>

柏木作夢●スタイリング styling by Kashiwagi Samu
西田聡子●ヘアメイク hair&make-up by Nishida Satoko