イ・ボミ「もっと早く来たかった」　今季日本初戦へ会見、韓国でアカデミー開設を報告

6日にTOTOジャパンクラシックが開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・TOTOジャパンクラシックが6日、茨城・太平洋C美野里C（6554ヤード、パー72）で開幕する。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れていた2015、16年賞金女王イ・ボミ（韓国）は4日、オンライン会見に臨み、国内女子ツアー今季初出場となる同大会への意気込みを語った。

　日韓で人気を誇るイ・ボミが帰ってきた。2週間以上前に来日。隔離期間中はゲームなどをして過ごしたという。会見では、報道陣から「おかえりなさい」と声をかけられて笑顔を見せた。「（日本が）久しぶりで、これからの試合が楽しみだったが、隔離が本当にしんどくて、隔離のない世界が早く来てほしいと思った」と話した。

　この日は練習でハーフをラウンド。今季の日本初戦に向けては「本当はもっと早く来たかったが、遅くなったのでファンの皆さん、スポンサーの皆さんに申し訳なかった。少しでも試合で成績が良かったらいいし、頑張りたい」と意気込みを語った。

　韓国では運転免許も取得。夫で俳優のイ・ワンに練習場まで送り迎えしてもらうことが多かったが、自分でも行けるようになったという。日本で運転する予定は今のところはないが「運転が楽しいと思う時もありました」といい気分転換になったようだ。

　韓国ではキャディーも観客もいない中で8試合をこなした。「ゴルフを助けてくれる人がいないのはこれだけ難しいんだと感じた。ファンの皆さんがいないことも、モチベーションにならなくて、楽しい気持ちになかなかならなかった。今週は日本に行きたかったし、気持ちは違う感じです」と話した。

　韓国で「イ・ボミ　ゴルフアカデミー」を開設したことも明かした。室内のスクリーンゴルフで、データを活用しながらプロがレッスンするという。来日前にオープンしたばかりだといい、「いまはまだ予定はないけど、（自身も）時間があるとき、予約があれば（レッスンを）してもいいかなと思います」と語った。（THE ANSWER編集部）