再起を誓ったSNS投稿に労いの声が殺到 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒…

再起を誓ったSNS投稿に労いの声が殺到

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。強烈な右ストレートを食らって膝から崩れ落ち、試合後は病院送りになっていたマロニーは一夜明けた1日(同2日)、インスタグラムを更新。胸中を吐露していた。これに海外のボクシングファンからは労いの声が続々と上がっている。

 豪州ボクシング界の期待を背負い、ラスベガスのリングに立ったマロニー。モンスター相手に勇敢に立ち向かった。ガードを高くしながら、前に出てパンチを繰り出した。被弾しても下がらずに打ち合った。

 しかし、6回に左フックで強烈なカウンターを浴び、最初のダウンを奪われると、7回終了間際に再びカウンターの右ストレートをこめかみ付近に食らった。そのまま膝から崩れ落ち、なんとか立ち上がろうとするも力が入らない。モンスターの力をまざまざと見せつけられ、キャリア初のKO負けを喫した。

 試合後は検査のため病院に直行していたというマロニーは一夜明けた1日に自身のインスタグラムを更新し、メッセージを発信していた。

「偉大な選手になるために挑戦したが、今回は及ばなかった。とても失望しているが、再び立ち上がり、今まで以上に強く、いい選手になって帰って来るよ。そして、俺は世界チャンピオンになる」などと敗れたショックとともに再起への思いを明かした。

同胞の2階級チャンプからもメッセージ「友よ、勇敢な戦いだった」

 これに海外のファンからは労いのメッセージが続々と寄せられている。

「すごく良かったよ!!」
「偉大な仕事をやってのけた」
「真のチャンピオンになれるよ」
「オーストラリアを誇らしくしてくれた。君は間違いなく立ち直る」
「みんな誇りに感じている」
「ものすごい奮闘だった」
「偉大なボクサーだ」
「素晴らしいファイトだった、ありがとう!」

 さらに、同胞の2階級王者ダニー・グリーンからも「君が負けたのは、すさまじい才能を持ったファイターだ。友よ、勇敢な戦いだった。ゲームチャンピオンだ。よくやった」とマロニーを称えるコメントが届いていた。

 階級最強の男に立ち向かい、散ったマロニー。再びバンタム級のトップ戦線に帰ってくる日を楽しみに待ちたい。(THE ANSWER編集部)