先週開催された「ATP500 ウィーン」にて、ラッキールーザーで出場した…

先週開催された「ATP500 ウィーン」にて、ラッキールーザーで出場したロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に2-6、1-6でまさかの大敗を喫したノバク・ジョコビッチ(セルビア)。その理由の一つとして、セルビア正教会の司祭Amfilohije Radovic氏が試合の日に亡くなったことを挙げた。【実際の動画】読みがことごとく外れ、力なく敗れたジョコビッチ

ジョコビッチはこの日、5度ブレークされ、自身は1度もブレークできなかった。ジョコビッチは普段ならもしブレークされても、すぐさまブレークバックするような気迫を見せる。またその下半身の柔軟性を活かした鉄壁のディフェンスで何度もウィナー級のボールを返していたが、この日は自分のプレーにイライラした様子を見せることすらなく、あっさり敗れていた。

ジョコビッチは懇意にしていたRadovic氏の死を悼む投稿をInstagramストーリーズでしており、Tennis World USAによると、Radovic氏の死が影響したことを語っている。

「とても悲しい日だよ。彼に会えたこと、彼と一緒に過ごしたこと、そして彼が持っていた美しいエネルギーを感じることができたのは光栄だった」「正直言って、あまりプレーする気になれなかったんだ」「悲しいニュースの影響はあったけれど、プレーできないほどではなかった。僕は目標を持ってウィーンに来て、それを達成した」

ここでいう目標とは、ランキングポイントを積み重ねて、6度目の年末1位をより確実なものにすることだ。ジョコビッチはベスト8へ進出したことで90ポイントを積み重ねて、2位のラファエル・ナダル(スペイン)を突き放し、実質的にその座を手中に収めた。

「確かに、奇妙な一日だった。けれどそれはそれで仕方がないことだ。僕は前に進み、新しいページをめくっている」「今シーズンをしっかりと締めくくるために、ロンドンに向けて良い準備をしたい」

大敗を喫したジョコビッチだが、ラッキールーザーとはいえソネゴのプレーが良かったのも事実。ジョコビッチも「彼は素晴らしかった。間違いなくこの結果に値する」と語り、実際ソネゴは今大会で準優勝を果たした。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ウィーン」でのジョコビッチ

(Photo by Thomas Kronsteiner/Getty Images)