世界戦でコロナ禍に海外選手を招聘&有観客興行は世界初 ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が2日、同級10位タノンサック・シムシー(タイ)との3度目の防衛戦(3日・インテックス大阪)に向け、大阪市内のホテル…

世界戦でコロナ禍に海外選手を招聘&有観客興行は世界初

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が2日、同級10位タノンサック・シムシー(タイ)との3度目の防衛戦(3日・インテックス大阪)に向け、大阪市内のホテルで調印式に臨んだ。自身のYouTubeチャンネルで試合を生配信するのは国内初の試み。会見で防衛への意気込みを語った。

 昨年10月以来のリングへ、京口は心境を明かした。国内男子では今年初の世界戦。新型コロナウイルスが感染拡大して以降、海外では無観客で興行が開催されているが、有観客かつ海外選手を招聘して行うのは世界初だ。

「国内で世界戦をYouTube生配信は凄く楽しみ。数字はわからないけど、注目されたらありがたい。テーマはやはり完勝することが一番。自分のボクシングができれば結果はついてくる。それだけは徹底したい」

 昨年11月に開設した自身のYouTubeチャンネル登録者数は14万人超。再生回数を稼ぐためにも「ベストを尽くして勝ちたい」と気合を入れた。

 一方、世界初挑戦のシムシーは10月7日に来日し、2週間の隔離期間を経て臨む。「最後まで頑張るので、俺は勝つよ。今回はタイでいっぱい練習した。調子もいい。必ず世界チャンピオンになる」と王座奪取を誓った。(THE ANSWER編集部)