世界戦でコロナ禍に海外選手を招聘&有観客興行は世界初 ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が2日、同級10位タノンサック・シムシー(タイ)との3度目の防衛戦(3日・インテックス大阪)に向け、大阪市内のホテル…

世界戦でコロナ禍に海外選手を招聘&有観客興行は世界初

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が2日、同級10位タノンサック・シムシー(タイ)との3度目の防衛戦(3日・インテックス大阪)に向け、大阪市内のホテルで前日計量に臨んだ。リミット48.9キロの階級で京口は48.8キロ、シムシーは48.7キロでパス。決戦の準備が整った。

 京口が自身のYouTubeチャンネルで試合を生配信するのは国内初の試み。国内男子では今年初の世界戦。新型コロナウイルスが感染拡大して以降、海外では無観客で興行が開催されているが、有観客かつ海外選手を招聘して行うのは世界初だ。計量前に行われた調印式で京口は「完勝することが一番のテーマ。相手の良い場面をなくして、自分のパンチを当てて結果的にKOに繋げたい」と意気込んだ。

 前日にはWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が米ラスベガスでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(フィリピン)に7回KO勝ち。鮮烈なベガスデビューを飾った。同じ1993年生まれで親交のある京口は「日本で一番勢いがあるというか、世界中で注目されたボクサー。同級生なので刺激も受けるし、いい流れで続きたい」と勝利を誓った。

 コロナ禍のため、計量後に囲み取材をすることなく隔離に入った。(THE ANSWER編集部)