井上の勝利直後にフェイスブック更新で“超速挑発”を繰り出す ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリ…

井上の勝利直後にフェイスブック更新で“超速挑発”を繰り出す

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。4月に対戦予定だったWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は試合後、井上とマロニーを亀と魚に例えて「お互いに海に住んでいる、弱い生き物だ」などと挑発したようだ。フィリピンメディア「ラプラー」が報じている。

 完璧なタイミングのカウンターでマロニーを粉砕した井上。圧巻のラスベガスデビューに、執拗な挑発を繰り返してきたカシメロも敏感に反応した。「ラプラー」は「カシメロはイノウエのKO勝利に感銘を受けなかった。“モンスター”と試合することを望んでいる」との見出しで記事を掲載している。

 カシメロは井上戦をリアルタイムで注目していたのか、記事によると、試合終了わずか数分後に自身のフェイスブックを更新。投稿の文面は、すべてが井上に向けられたものだったようだ。

「彼らはお前が強いと言ったが、お前は相手を傷つけることさえできない」「みんな、なぜボブ・アラムとイノウエが恐れているのか分かっただろう。唯一クワドロ・デ・アラス(カシメロ)だけが強いんだ」

 4月25日に開催予定だった3団体統一戦は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。以降も井上を“亀”と呼ぶなど無礼な振る舞いを続けるカシメロ。マロニー戦については「亀が魚(マロニー)を捕まえるのに長い時間かかった。お互いに海に住んでいる、弱い生き物だ」とつづったという。

 勝利後のインタビューで、井上は「計画としては、次はドネアとウーバーリ。WBOのカシメロもいる。どの選手もターゲットなので、相手として考えている」と話していた。自身の名前も挙がっていたが、カシメロは「我々が顔を合わせる前に、ウーバーリとドネアの勝者を優先させるのか? マジで怖がってるんだな、亀」と最後まで相変わらずだった。(THE ANSWER編集部)