FCバルセロナの監督解任後初めて公の場に登場したキケ・セティエンは、『El Pas』紙のインタビューで最近の過去について…

FCバルセロナの監督解任後初めて公の場に登場したキケ・セティエンは、『El País』紙のインタビューで最近の過去について話した。
同席したビセンテ・デル・ボスケに「あなたのアシスタントのエデル・サラビアの介入が選手らを少し動揺させ、火に油を注ぐ形になったのでは」と問われたセティエン。新型コロナウイルス感染拡大による中断前に行われたクラシコで、アシスタントコーチのサラビアが選手を名指しで批判する映像がすっぱ抜かれ物議を醸した。
「選手にエデルが思っていた趣旨を説明した。我慢していたのは私だということも伝えた。純粋なエネルギーを持っていて、激しくサッカーを生きている男で、見た通りの人間だよ。今の彼を変えるつもりはない。彼のことが大好きだし、あのような一面を変える必要もないと思っている。彼が多くのことに貢献していることも知っているし、それは評価されなければならない。彼は人間味のある男だ。例のカメラに抜かれた映像を見て、彼は『このイメージこそが自分自身だ』と言った。私は彼に警告した。次の日、キャプテンと話して謝罪した。選手たちは叫んでも気にしないと言ってくれて、丸く収まったよ。私は絶叫系ではない、決してそうではないんだ。たまには彼(サラビア)のようにテンションを上げるのもいいかもしれないね。試合は練習の成果を出す場所。多くの人が彼の姿を覚えているだろう」とセティエンは話した。
セティエンは、バルサでは「自分が自分でいられなかった」ことを告白している。「これまでとは異なる、余りにも大きなプレッシャーがあり、私は自分が自分ではなかった、いられなかった。それが事実である。バルサのような次元のクラブと契約するとき、世界最高の選手がいても、物事は簡単ではない。私が私であることも、やるべきことをやれていなかったのが現実である。自粛中に確かに思い切った決断ができたのも事実だろう。ただ、中断明けにすべてが集中したスケジュールで、練習もできないような短い時間では何も仕様がなかった。それまではチームは大丈夫だった。2ポイント差でリードしていたからね」
「戻ってきた時はマジョルカで好調なスタートを切ったが、状況は複雑になり、マドリーの軌跡は尋常ではないものになった。最終的には緊張感に圧倒された。しかし、本当に、別の文脈で、別の状況であれば、私は違った状況になっていたと思っている。考える時間も仕事をする時間もなかった。思い切った決断をしたら、誤った方向に転がるかもしれない。リーグ戦が終わって、チャンピオンズリーグ。整理はできなかった。そしてバイエルン戦であのようなことが起こった」
リーガのタイトル獲得に失敗したセティエンには解任論が浮上し、リスボンでの2-8は彼の心をへし折った。「とてつもなくダメージを受けた。あの敗北でバルサの歴史に名を刻むことになる。責任の割合は想定していた。いつか本でも執筆しようか。敗退後、2-8の前にすでに解任は決定していたことが分かった。すべてを把握したよ」
セティエンは今現在、再び監督業に戻ることを考慮していないという。「海と牛と一緒にくつろいでいる。老後を満喫しているとでも言おうか。40年間サッカーに関わって生活してきた。最初の契約をするまでは、事務所でベルボーイをしていた。サッカーが与えてくれたものには、いつまでも感謝している」