「ウィンブルドン」で二度優勝しているアンディ・マレー(イギリス)が、イギ…
「ウィンブルドン」で二度優勝しているアンディ・マレー(イギリス)が、イギリステニス協会と「ウィンブルドン」の運営陣の人種的背景について、SNSで驚きを表した。英The Sun紙が伝えている。【動画】マレーがビッグ3に対するスーパープレー集
マレーはInstagramのストーリーで、1996年「ウィンブルドン」決勝でリチャード・クライチェク(オランダ)に敗れた黒人選手マラビーヤ・ワシントン(アメリカ)のインタビューに関するツイートを引用。
その大会以後、グランドスラム男子シングルスの決勝に進出した黒人選手はいない。ロンドン・タイムズの記事で、ワシントンはイギリステニス協会と「ウィンブルドン」の運営陣も、人種的にもっと多様であるべきだと述べた。
両団体にはそれぞれ12人の重役がいるが、その中に黒人やアジア人その他の人種的マイノリティは一人もいない。
ワシントンはテニスのトップレベルの人々はもっと「一般の人々の代表に見えるように」あるべきだと考えている。マレーはその記事に関するツイートに「2020年のテニス」という言葉と、片目を閉じて困った顔をした絵文字をつけた。
今回は具体的な言葉で批判したわけではなかったが、マレーはコート上でもコート外でも、人種や性別間の平等ということに情熱を持っている。
16歳の黒人テニススターであるココ・ガウフ(アメリカ)はマレーの行動を賞賛。「多様性を要求するのは当然のことよ。そして男性であり、白人である彼がそれを言うことは、とても勇気づけられるわ」
「世界中には様々な背景の人々がいる。その代表者がいるのは大切なことだわ。少なくとも私自身が子供の頃は、自分のような人が代表されているのを見るのはとても大切なことだった。他の子供たちにも大事なことだと思う。自分に似た人が大きな仕事をしているのを見れば、“自分にもできる”と思えるから」
「ウィンブルドン」では、ビリー・ジーン・キングカップ(旧フェドカップ)のイギリスチームキャプテンを務めた、アン・ケタボンヌ(イギリス)を12月に重役に加えることを検討している。ケタボンヌはロンドン生まれだが、ラオス系である。
「ウィンブルドン」を運営しているオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)は、「アンが重役の候補となったことは喜ばしいことですが、候補者選びと選出の過程は公開しておりません」と発表している。
またイギリステニス協会は、「我々は現在新しい評議会のメンバーを探しており、多様性の促進に特に注意しております」と述べている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」でのマレー
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)