カシメロのプロモーターが井上尚弥関連のツイートに続々反応「亀を求めている」 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が、31日(日本時間11月1日)にWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)と対戦す…

カシメロのプロモーターが井上尚弥関連のツイートに続々反応「亀を求めている」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が、31日(日本時間11月1日)にWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)と対戦する。しかし、4月に対戦予定だったWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の陣営がツイッター上でしつこい挑発行動を連発。井上本人の投稿に画像を送りつけるなど「亀はどこだ。亀狩りだ」「本当のモンスターはカシメロだ」と必死になっている。

 どうしても井上と絡みたいのか。ツイッター上で頑張っているのは、カシメロが所属する「MPプロモーションズ」のプロモーター、ショーン・ギボンズ氏だ。井上の試合が迫る中、井上関連のツイートにことごとくコメントしている。

 米専門誌「ザ・リング」が公式ツイッターで「我々のボクシングチャンピオン、ナオヤ・イノウエがリングに帰ってくる」と、井上が過去に表紙を飾った同誌の画像を掲載。すると、ギボンズ氏はコメント欄に動画を投稿した。日本国旗の上にカシメロの名前が記されたグラブを置き、こう語っている。

「ボクシングファンの皆さん、誰かさんが亀を探していますよ。亀はどこだ。チャンプは亀を求めている」「亀はどこだ。チャンプ、行こう。イノウエはどこだ。亀狩りの季節がやってきた」

合成画像で対戦アピール? 井上本人の投稿にもカシメロの画像送りつけ

 カシメロは、これまでも海外メディアやSNSを通じて「イノウエはモンスターじゃない」などと再三挑発。ギボンズ氏も一緒にアピールしていたが、今回は関係者が井上関連のツイートをするたびに反応した。井上とマロニーがフェイスオフをした写真の中央で、サングラス姿のカシメロが親指を立てる写真を合成させたもののほか、カシメロが試合で力強くボディーを打つ瞬間の画像をコメント欄に送りつけている。

 井上が契約する米興行大手・トップランク社の関係者が、井上に関する記事をリツイートすると、カシメロの画像を送ってアピール。日本人記者の投稿にも「本当のモンスターはカシメロだ」と英語でコメントした。さらには井上本人のツイートにまでカシメロの画像を送りつけ、挑発行為がエスカレートしているようだ。

 井上とカシメロは4月に3団体統一戦を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になった末に実現せず。海外メディアには、カシメロ陣営が無観客試合による報酬減額を受け入れなかったことを指摘されていた。日本のファンにとっては、決して気持ちいいのものではない行為。井上がマロニー戦を終えた後、カシメロ陣営は是が非でも対戦したいのかもしれない。(THE ANSWER編集部)