現地30日の「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月26日~11月1日/室内ハードコート)大会5日目。男子シングルス準々決勝で、ラッキールーザーで出場している世界42位のロレ…

現地30日の「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月26日~11月1日/室内ハードコート)大会5日目。男子シングルス準々決勝で、ラッキールーザーで出場している世界42位のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)が、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)から大金星を挙げた。スコアは6-2、6-1、試合時間はわずか68分。そのソネゴは試合後「僕の人生で最高の勝利だよ」と喜びを爆発させた。【実際の動画】まさかのジョコビッチ撃破で、喜びが大爆発のソネゴ

ラッキールーザーとは、予選で敗れたものの本戦に欠場者が出たために繰り上がりで出場できる制度。ATP(男子プロテニス協会)によると、ジョコビッチがそのキャリアでラッキールーザーに敗れたのは今回が初めてだ(通算12勝1敗)。

ソネゴはイマイチプレーが上手くいかないジョコビッチを積極的に攻め、ウィナーは26本で、アンフォーストエラーは12本のみ。被ブレーク0でジョコビッチから5度のブレークに成功した。今シーズンは今大会前までハードコートでは0勝5敗だったが、見事初の対トップ10勝利、そして対世界1位勝利をもぎとった。

そのソネゴは大金星に対し「間違いなく、僕の人生で最高の勝利だよ。ノバクは世界最高なんだ。今日はとても良いプレーができた」「信じられないよ。アメージングだ」と喜びを爆発させている。

「今日は自分のテニスに集中していたんだ。サーブもリターンも良かったし、最高のテニスができた」「ここが好きだし、コンディションも良い。サーブがとても速いんだ。今日はすべてが良かった」

一方、ウィナー7本、アンフォーストエラー25本で敗れたジョコビッチは「彼は試合のすべての局面で僕より優れていた。僕の方はかなり悪い試合だったけれど、彼は素晴らしかった。間違いなくこの結果に値する」と語った。

勝利したソネゴは準決勝で、世界33位のダニエル・エバンズ(イギリス)と対戦する。エバンズは世界20位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ウィーン」でのソネゴ

(Photo by Thomas Kronsteiner/Getty Images)