関東学生選手権(秋関東インカレ)を制して臨んだ昨年の全日本学生選手権(全日本インカレ)。早大は両クラスで大学トップレベルの1番艇を擁しながらも、関東のライバルである慶大、日大に敗れ3位に。優勝を果たした慶大と比べると、チーム全体としてのレ…



 関東学生選手権(秋関東インカレ)を制して臨んだ昨年の全日本学生選手権(全日本インカレ)。早大は両クラスで大学トップレベルの1番艇を擁しながらも、関東のライバルである慶大、日大に敗れ3位に。優勝を果たした慶大と比べると、チーム全体としてのレベルの差が浮き彫りとなった。
 新体制となり、チームを任された松尾虎太郎主将(スポ4=山口・光)は各クラスの総合力の底上げに着手。部の休止期間もあり、なかなか全体練習が行えない日々が続いたが、結果的には早慶定期戦で3年連続の勝利。全日本インカレの前哨戦となる秋関東インカレでは総合4連覇を達成した。総合力の面でも各クラスのレギュラー3艇の実力は申し分ない。また、サポートメンバーもレギュラーに劣らない実力を兼ね備えており、選手層は充実しているといえるだろう。
 新型コロナウイルス拡大の影響を受け、舞台は兵庫・西宮から和歌山・海南へと変わった。しかし、チームの目標が変わることはない。狙うは全日本インカレでの総合優勝のみーー。2年ぶりの日本一奪還にむけた決戦がいよいよ始まる。