野球ファンは、東都大学野球を「戦国」と表現する。各校の実力が拮抗しており、大学球界トップレベルともいえるからだ。毎年のようにスターも誕生していて、プロ野球で活躍する選手も多い。現在、絶賛熱戦中の“戦国東都”秋季リーグ戦で大車輪の活躍を見せて…
野球ファンは、東都大学野球を「戦国」と表現する。各校の実力が拮抗しており、大学球界トップレベルともいえるからだ。
毎年のようにスターも誕生していて、プロ野球で活躍する選手も多い。現在、絶賛熱戦中の“戦国東都”秋季リーグ戦で大車輪の活躍を見せている選手にピックアップし、プロのスカウトも惚れ惚れする魅力を紹介する。
秋季リーグ戦も残り1戦。勝利へと導くキーマンの姿は見逃し厳禁だ。
《岩本皓多》
何と言っても１番の持ち味は、見ていて清々しいほどのフルスイングだ。身体が傾くまで振り切り、更にバットを素早く元に戻す姿は、西武の森友哉を彷彿とさせる。空振りしても、スタンドがどよめいてしまうほどのインパクトで、とんでもない一振りで観客の心を一瞬にして鷲掴みにする。初球から向かっていく積極さと下半身の強さも売りにしており、どんな球にも対応する。1年生ながらここまで主に代打で出場しており、惜しいあたりは見せているものの、未だに快音は響いていない。未来の4番候補としての一歩を歩みだすためにも、まずは特大な1本で結果を示したいところだ。
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